一人法人の社長でもある川島和秀の日々の活動記録です。

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HSK2級合格だと中国語の日常会話はヒアリングどれくらいできる?

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先日、複数名の中国人と会食する機会がありました。

 

その中国人の方々が日本が話せる人もいれば、話せない人もいます。

ゆえに、日本語でやり取りする場面もあれば、中国語でやり取りする場面もあります。

 

中国語で話をする場面では、日本語ができる中国人の方がチョイチョイ通訳をしてくれます。

がんばってヒアリングしようとしましたが、ヒアリングできたのは一部の単語でした。

ようは、全く使い物になりませんでした。

 

というのも、ある意味当たり前で、私自身が単語を聞こえるだけで点数が取れるHSKの仕組みを利用して合格しているからです。

 

上記で書いている勉強法をミスると合格しても会話ができるようにならないというのは、そういう意味です。

 

つまりは、中国語の日常会話ができるようになるには、テクニック的にHSKに合格する勉強ではいけません。

 

ガチでしっかりとヒアリングできるよう勉強しなければならないということが改めて実感できました。

 

そもそもHSK2級は300語の基本単語

 

HSK2級自体が、そもそもで日常会話ができるレベルではありません。

 

 

HSK2級で学ぶ単語も300語しかありません。

 

実際にまともに勉強して合格できれば、簡単な会話ができるレベルとされるHSK3級で求められる単語は600語です。

 

というわけで、ある意味でHSK2級では語彙力不足で会話が聞こえなくてもしょうがない気もしています。

 

聞こえた単語

 

・昨年(日本語)→去年(中国語)(Qùnián)→チーネン

・電話をする(日本語)→打电话(中国語)(Dǎ diànhuà)→ダーデンファー

・ビール(日本語)→啤酒(中国語)(Píji)→ピージョウ

 

これらが、会話の中で、たまに耳に入ってきてわかる程度でした。

 

まさにHSK2級で勉強してきたそのもので、単語だけが聞こえるわけです。

この単語が聞こえる状態ならHSK2級なら合格点が取れます。

 

が、やっぱり単語だけが聞こえたところで当然ですが、会話はヒアリングできません。

 

極めて単純な単語だけ話す

 

一方で、強引に少しだけ中国語を話しました。

 

105(日本語)→イーバイリンウー

トイレ(日本語)→シーショウジェン

おめでとう→ゴンシー

 

汎用性のある例文を覚えて、暗唱する練習をしていないので、単語しか発せられませんでした。

 

今後の中国語の方針:汎用性のある例文暗記

 

というわけで、このままテクニックを駆使してHSK3級に合格しても、意味がなさそうであることが理解できました。

 

ゆえに、12月にHSK3級を受けようと思っていましたが、先延ばしします。

 

とりあえずは、汎用性のある例文を暗記して、スラスラ復唱できる練習をやっていく予定です。

それができるようになってから、満を持してHSK3級を受けようを思います。

 

使う教材は↓を使います。

 

6か月くらいかけて、片言の中国語が話せる、聞けるを目指していきます。

 

☆日本の外国語勉強法の問題点

 

ここ数年は、中国語含め英語も「日常会話ができること」を主眼で勉強しています。

 

そこで、気が付いたのが日本でよくやるであろう勉強法が、かなり間違っていると思えることです。

 

主に以下が間違っていると思えます。(会話ができるための勉強という視点です)

・なんらかの試験で点数が取れるための勉強になっていること

・単語を話す、覚えることにメインになっている

 

試験が点数が取るための勉強になっていることは良く言われることでしょう。

 

私自身も大学受験時は英語の偏差値は70オーバーでした。

全国でもかなりトップクラスの順位をとったことがあります。

が、全く会話はできません。

 

そもそもでヒアリングの勉強を1分もしていません。

会話も同様です。

 

そのため、普通にやっていると読みと作文ができる人が量産される傾向にあります。

※ただ読み書きができるので、フィリピン人と英語でのメールのやりとりならできました。

 

そして、今回の語学の勉強で気が付いたのが、やたら単語だけをヒアリング・発音させる教材があふれていることです。

 

会話は単語の連続でおこなれます。

ゆえに単語だけヒアリング・発音しても効果が非常に低いものになります。

 

特に英語なんかは、いわゆるリエゾンで連続すると別の音になります。

単語だけをヒアリングできるだけでは、ほとんど意味がありません。

 

が、基本、単語だけのヒアリング・発音する教材があふれているため、無計画で勉強するとこの罠にハマります。

 

単語だけのヒアリング・発音する教材があふれている理由は、教えるほうが楽だからでしょう。

リエゾンを教えるのは難しいが、単語の発音をしているだけなら基本誰でもできるからです。

 

というわけでは、日本人の外国語の勉強は、勉強すれども会話ができにくいように何重にも罠が張り巡らされています。

 

やるべきことは単語ではなく、おそらく汎用性のある例文の理解・暗唱・復唱でしょう。

が、私の観察している限り、このことを明確に打ち出している人はほとんどいません。

 

いるのは、シャドーイングが大事という人だけです。

シャドーイングも、汎用性のある例文でやる必要があると私は思っています。

 

ゆえに、普通にやっていると会話ができないであろう勉強をすることになるのが、日本の外国語の勉強と思えます。

 

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