一人法人の社長でもある川島和秀の日々の活動記録です。

証券会社で17年働いてよかったと思える私にとって値千金の3つの経験

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私は世間一般でいうと営業で厳しいと言われる野村證券に17年間ずっと営業職をしていました。

 

望んで証券会社に入社したのではありません。たまたま就職活動した数社目が野村證券で、一番早くに内定をもらえました。

 

内定後はそれ以外に就職活動をするのがめんどくさくなったので、野村證券でいいやと思って入社することになった言うのが実際です。

 

株式運用について関心があったので、ギリ就職してもいいやと言う判断をしました。

 

が、もととも、私が行きたかったのはベンチャー企業でした。

 

社員が少数で、これから大きくなるような会社に入って、会社が大きくなっていく過程を体験したいという気持ちが強かったです。

 

将来的に独立・起業したいと考えていたために、その準備段階としてベンチャー企業に就職して経験をしておきたいという理由です。

 

当時、就職したかった会社はABEMAでおなじみのネットTVのサイバーエージェントでした。(※当時はインタネット広告代理店です。)

 

1次面接が「就活生10人対面接官1人」で面接で、それは通過して2次面接に。

 

1次面接は、なんと1就活生には1つの質問に答えるワンチャンしかありませんでした。とりあえず、当たり障りのない無難な返答しようものなら、不合格になったと思います。

 

「1回しか会話のチャンスがなかったのかよ!こわっ」とビビったのを覚えています。

 

2次面接は渋谷のマークシティにある本社での1対1の面談で、やっと面接らしい面接になりました。

 

が、面接官が、超ヨワヨワしい女性で、北斗の拳でいうラオウの剛の闘気をトキが静の闘気で受け流すごとく、気合が完全に受け流され、気合の抜けた状態になりました。

 

出典;北斗の拳

 

 

面接というよりは、お見合いみたいな感覚(経験はありませんが)におちいり、まともに応対できず不合格になりました。

 

まともに面接されても不合格になったかもしれませんが、ここで、私のベンチャー企業に就職する夢は潰えたわけです。

 

というわけで、野村証券に入社することになったのは、サイバーエージェントに不採用になった後で、もっとも早く内定をもらったからということになります。

 

が、そんな証券会社でも、勤めてよかったと思える値千金の経験をさせてもらえたのでそれを3つ紹介したいと思います。

 

①コミュニケーション能力が飛躍的に向上した経験

 

コミュニケーション能力というと、フワフワした表現で何を言っているか?よくわかりません。

 

コミュニケーション能力とは「相手が何を考えているか?」を少ない言動から察知できる能力と私は思っています。

 

直接質問して聞かなくても、何気ない言動から「相手の気持ち・考えていること」を察知できる能力です。

 

これは会話をするうえで、地味に重要で、コミュニケーション能力がない人と会話をすると、非常に時間かかって面倒です。

 

私は、元来、ひきこもりの性格なので、コミュニケーション能力(相手が何を考えているわかる能力)は、ほとんどありませんでした。

 

が、証券会社で営業していると、独りよがりでは商品は売れません。

 

しかもお金持ちであれば、無職の人と違い、忙しい場合がほとんどで、何気ない言動から「相手の気持ち・考えていること」を察知できるようにならないと、取引ができません。

 

最初はその事実に気が付かず、がむしゃらに営業するわけですが、うすうすその事実に気が付くわけです。

 

※営業マンの中には、そんな相手に気持ち・考えていることをわかろうともせずに、ゴリゴリ商品を販売している人もいますが・・・。

 

私は、ある程度、何気ない言動から「相手の気持ち・考えていること」を察知できるようになるまでに8年かかりました。

 

大事なことは、「相手の話を聞くこと」だと私は思っています。

 

一般的に人は話すことは楽で、他人の話を聞くのは大変です。特に商品を売りたいと思えば、「この商品はこんなにいいんですよ!」とマシンガントークを炸裂したい気持ちになります。

 

が、実際は逆で、「相手に話をさせて、相手のことを理解すること」の方が大事な場合が多い印象を受けます。

 

そうすると、たぶん相手は「自分を理解してもらえている安心感」から商品を説明するまでもなく、「あなたが言うのであれば買うよ!」と言う心理になると思われます。

 

コミュニケーションにおいて大事なのは、自分が話をして自分の気持ちを伝えるのはなく、「相手に話をさせて、相手のことを理解すること」ということを経験できたことが私にとって値千金でした。

 

 

②資産運用を若いうちから経験できた。

 

私は資産運用する投資家が最も最高級で最高難易度の職業だと思っています。

 

運用は社員を雇わず、一人で理論上は青天井で稼ぐことができます。個人で特定口座を使えば、税金の申告すらしないで済みます。こんな職業は他にないと思えます。

 

しかも高齢になっても体が不自由で寝たきりになっても指が動けば取引は可能です。

 

一方で最高難易度というのは、使い方を間違うと破産し人生が転落するリスクを踏まえているということです。

 

かなりのまとまった金額を稼ぐことができても、直後にそれ以上に損をする可能性があります。

 

大勝ちできた運用手法も時の経過で勝てない運用手法になる場合も多く、常に勝てる方法を模索し続けなればなりません。

 

通常は、一度大勝ちできた運用方法に味をしめて、その大勝できた運用手法で、もっと大きな損をし資産を半壊させることになるのが多い気がします。

 

直近でいれば、2020年3月~2021年12月までの米国のハイテク株の上昇です。(数倍になっている銘柄がゴロゴロ)

 

急上昇したことから、レバナスといわれる米国のハイテク企業にレバレッジをかけて投資する手法がもてはやされました。

 

が2022年になってから投資した人は資産が半壊しています。(50%以上はマイナスです)

 

このようにどっかのタイミングで資産を半壊させることが起きやすいため、あまり資金がなく半壊させても金額がしれていたり、再起がしやすい若いうち(20代)に運用を経験しておくのが必須と思えます。

 

きな損をし資産を半壊させるのが40歳以降に初めて経験することになると、人生が狂ってしまうと思われます。

 

よく見るのが、退職金を手に入れて、その資金を一瞬で溶かして、人生が積んでしまうパターンです。

 

退職後に定期収入がなくなるので、運用でもしようと考える方が一定数いるようですが、非常に危険です。

 

自分の年齢が40歳以上で資産運用をした(資産を半壊させた)経験がない場合は、資産運用することは諦めた方が安全と思います。

 

そういう意味では、私は証券会社を通じて、若いうちから運用を経験し、自分でも運用をして数回資産を半壊させてきたことが、値千金の経験だと思っています。

 

③一般的にいうまあまあ贅沢な暮らしを経験できた

 

一般的に人は、まあまあ贅沢な暮らしと言うものをしてみたいと思うのではないでしょうか?

 

何をもって贅沢な暮らしというのか?は個人によって違いはあるので、なんとも言えませんが、私の感覚だとまあまあ贅沢な暮らしを野村證券時代に経験できたと思っています。

 

具体的に例を上げると生々しくなって品がなくなるので言及はしませんが、一時期経験してしまうと、「しょせん、この程度か!」と割り切れます。

 

そして、何よりもそういう生活が自分にあっているか?がわかります。

 

私の場合は、まったく合わなかったです。

 

まあまあ贅沢な暮らしを早々に経験できたために、以後、そういう欲求をもたなくなりました。

 

貴重なお金を無駄な物に突っ込むリスクが大きく低下させることができる貴重な経験だったと感じます。

 

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