行政書士開業後のメニューは何をいくらでどのように提示すべきか?(2022年12月時点)
開業するとホームページにメニューを提示することになります。
メニューは大事だと思います。
メニューの提示の仕方によっては受注率が大きく変わると思っています。
開業後は、しばらく受注できない(3か月に1件あればいい方)を想定しています。
これは同業を観察しているとだいたい3か月に1件くらいに思えるので、感覚論でなく、私のざっくりした調査の結果の想定です。
私は基本、見通しはかなり厳しく見積もります。希望的観測に基づいて甘く見積もるということをしないようにしています。
感覚的にも感情的にも判断することはありません。なるべく事実に基づいて判断するようにしています。
開業しても、しばらくは閑古鳥が鳴く状態が想定されるので、そこまで考える必要もないことですが、一応現時点で考えていることをまとめておきたいと思います。
基本原則:超シンプルにする
私は基本原則として「シンプル」にしたいと思っています。
吉野家をイメージすれば、「牛丼 並 400円」のみをメニューに掲げ、それ以外は販売しない作戦です。
通常なら、「大盛や特盛」、さらには「味噌汁をつける」OR「サラダをつける」等をするでしょう。
さらには、「焼き魚定食」や「すき焼き鍋膳」も加えるかもしれません。
が私は、単品の「牛丼 並 400円」のみをメニューに掲げてやっていこうと思っています。
つまり、単一の商品のみを提供しようと思っています。
単品にする理由①:受注をミスるリスクがあるため
単品にする理由はミスを防ぐためです。
受注を増やしたい気持ちもなくはないですが、まずはしっかりミスなく業務を遂行できることを優先すべきだと考えています。
これは普通に飲食店の新人バイトの定員を考えれば見えてきます。
入ったばかりの人にとっては、たくさんのメニューがあるとミスにつながります。
飲食店で新人が応対した場合、かなりの確率で注文をミスります。
「大盛と注文しても並盛」ができたり、「味噌汁を変更してケンチン汁」にしていっても味噌汁がでてきたりします。
これが飲食店であったら、「すいません。すぐ取り替えます」で済みますが、行政書士の仕事では済みにくいと思われます。
「何こいつ?本当に知識あるの?ちゃんと業務やってくれるの?」と取引完了まで顧客は相当な不安になるでしょう。
だったら、最初から間違わないように「メニューを単品かつ1種類に絞れば回避できる」という考えです。
慣れてきたら、それにしたがい徐々にメニューを増やしていけばよいと思えます。
単品にする理由②:顧客も選びにくい
注文する顧客もメニューが細分化しすぎていると、注文しにくいものです。
あるサービスをお願いしようと思っても以下のようになっているとどれ頼めばいいの?となりやすいと思います。
書類作成含む:6000円~
現地確認含む:7000円~
完全丸投げ:8000円~
こういった場合は、おそらく高確率で、「私はこういう状態ですが、どのプランで頼むのが良いですか?」となり、無駄なやり取りをすることになります。
だったら最初から、完全丸投げの8000円~に単一に絞った方が良いと思えます。
細分化されていることは、おそらくそういうニーズがあるのだと思いますが、そうすることでミスする確率が高くなるでしょう。
書類作成含む:6000円~で依頼されたが、実際は現地確認含む:7000円~だった的なことも起こることが想像できます。
最悪、そこで顧客と揉めることになるでしょう。
細分化しすぎるのも、余計なトラブルを誘発すると思えます。
料金を〇〇円~にしない
次に気をつけたいのが、〇〇円~です。
上の例で言えば以下です。
書類作成含む:6000円~
現地確認含む:7000円~
完全丸投げ:8000円~
「〇〇円~」って何だよと個人的にいつも思っています。
「〇〇円~」となる場合は通常はかなりレアケースの最安値を釣り用に提示していることが多い印象です。
3000円~となっていても、普通は4000円や5000円になることがほとんどと思います。
だったら最初から4000円や5000円で表示しておけばいいだけと思います。
安い値段を見せて、高い値段で契約を取るというのは難易度が高いです。
釣りとして問い合わせをさせるという目的では有効だと思いますが、問い合わせではなく、契約を取ることが目的であるのが通常です。
わざわざ契約をとる難易度を上げる必要はないと思います。
※明瞭会計・メニューはシンプルにする予定
以上が2022年12月時点で考えていることです
要は、明瞭会計・シンプルメニューです。
イメージだと、目指すは「牛丼 並 400円」の単品勝負です。
それによって、取り逃がす注文をあると思いますが、それでいいと思っています。