一人法人の社長でもある川島和秀の日々の活動記録です。

【宅建】宅建にも合格点手前に、容易に超えられてない壁があるっぽい。

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↑宅建にもある合格に立ち塞がる壁

 

行政書士試験には170点台の壁(180点で合格)があります。170点台で不合格になると、あと少しで合格のように思いガチですが、実はそうではありません。

 

170点台には大きな万里の長城級の壁があります。

 

一部の方はその万里の長城級の壁も難なく超えていきますが、多くの方はその壁に阻まれて何年も170点台で不合格になる傾向にあります。

 

私が知っている最長記録は初年度170点台で不合格になり、そこから何度も170点台で不合格になり、合格まで約10年かかった方がいます。

 

そのくらい壁の存在はやっかいなもので、見誤ると何年も不合格で足止めされてしまうので注意が必要です。

 

行政書士における壁については以下で書いています。気になる方は読んでみてください。

行政書士試験の複数年受験者がする勘違い。~気が付かないとドツボにハマる~

 

この壁がどうやら宅建にもありそうです。引っかかると3年くらいは足止めされてしまうと思われます。

 

そのことについて私が2023.6月時点で感じていることを説明したいと思います。

 

宅建の合格に立ちふさがる壁とは?

 

資格試験では一般にこれをやっておけば合格するよ!というマニュアル的なものがあります。実際には個々人によって前提知識の有無があるため、万能ではなく誤差がでます。

 

これが諸悪の根源で壁になっていると私は考えています。

 

資格試験では短期で1発合格した人の勉強法がもてはやされます。人間は楽して合格したいと思うので当然といえば当然です。が、ここに罠があります。

 

短期で1発合格した人の勉強法は、ある意味で特殊です。例外的なやり方なわけです。そうでなければ、多くの人が短期1発合格をしていきめずらしくもなんともないでしょう。

 

が、それをベースに合格までの必勝法が作成されるケースがほとんどです。

 

資格予備校も受験生を多く確保したいために、「難しいよ~」とは口が裂けてもいいません。「ちょっとだけがんばれば取得できるよ~」とするのが常套手段です。

 

つまりは、ここで建前と本音ができるわけです。このことを見抜ける目をもっていないと、まんまと壁にぶつかって何年も後少しの点数で不合格になるわけです。

 

行政書士にも多く、上述したように、170点台の後1~2問の正解で合格でもう少しと思いきや、そこから約10年かかるみたいになるわけです。全然あと少しではないやんけ!となるわけです。

 

王道のテキスト・過去問を買って何周かやって、その後模試を受けて、間違えた箇所をつぶして、さあ本試験だ!と臨むとあと数点で不合格になってしまうパターンで、それが何年も続いてしまいます。

 

このような一見すると合格しそうに思えるのに、あと一歩届かなくて不合格になる点数のところが、いわゆる壁です。

 

壁があると思う理由①何年も合格点に数点届かない人がまあまあいる

 

2023.6月になってから、宅建の受験生の動向を一定の時間を使ってリサーチしています。

 

どういう人が不合格になり、どんな勉強していたか?逆もしかりで合格した人はどんな勉強をしていたか?などです。

 

私は、「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし」と思っているので、不合格者をリサーチすることが多いです。

 

不合格者を確認していると、惜しいところで不合格になってしまった方がたくさんいます。

 

そしてそういう方が翌年はリベンジできたか?を確認してみると、同様に惜しい点で不合格になってしまっているケースも多々あります。

 

そういう様子をみていると行政書士試験に似ていると思います。

 

当の受験生本人は壁の存在に当然に気が付いていなく、「あと1問~2問さえ取れれば、次は・・!」と思っているはずです。ツイッターなどの発信を見ていると壁が見えていないことがわかります。

 

壁が見えていないから、同じような勉強をして本試験に突入していきますが、また同じように惜しい点で不合格になるの繰り返しをしています。

 

壁があると思う理由②過去問の点数が良いのに模試の点数が悪い人多い

 

観察していると、過去問を何周も繰り返して、正答率が90%以上に仕上げている人も一部ではいます。

 

が、そういう人で一定割合の人の模試の点数がかなり悪い場合があります。過去問で正答率90%なのに模試になると正答率60%くらいになっているなどです。

 

模試は本試験の問題と違い、質が悪い問題が多いので正答率が少し落ちても許容範囲だと思いますが、30%も違うとなると、過去問だけやっても点数がとれないという可能性が高いと思えます。

 

合格率の高い資格試験なら過去問の丸暗記で原則合格できます。私の体感だと合格率30%までの試験なら答え丸暗記で対応できる試験です。

 

が宅建は合格率が15%の試験です。たぶん過去問を丸暗記では合格できないような試験になっているのだと思います。

 

過去問を丸暗記して対応しようとしている人であれば、おそらく合格点の数点及ばずになる可能性が高いように思います。そういう人にとっては壁があると言っても良いと思います。

 

たぶん何時間も何十時間勉強しても同じような点数しか取れない状態が続くと思えます。(※実際にそうなっています)

 

※宅建が自分が受けた試験の中で最も難関試験であった場合は「壁」に気をつけるべし。

 

宅建には壁があると言っても、私の体感だとそこまで高い壁ではありません。宅建よりも難しい試験を受けた経験があればそう感じるでしょう。

 

ただ宅建の受験生は難関資格を受けたことが無い人が多い気がします。その人が受験した資格で宅建がもっとも難関資格になっている人が多い印象です。

 

その場合は、今まで受験した比較的に簡単な資格試験同様に大手予備校の市販問題集や過去問をやり込めば合格すると誤認しやすいでしょう。

 

が、大手予備校の市販問題集や過去問をやり込むというのは、やり込み具合に違いがあるものの誰もがやることです。それだとソコソコ難関資格である宅建では不合格になりやすいと思った方が良いと思えます。

 

常にプラスアルファを狙う意識が大事で、本試験であれば45点とって合格するくらいを目標点にして勉強をすすめた方が無難と思えます。

 

私自身も自分が要領良く勉強できるタイプではないことを自覚しているので壁に足止めされないように45点とるつもりで勉強しています。

 

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