「あまり連絡しないで」を「挨拶なら毎日連絡しても良い」と変換するコミュ力なし人間は何を考えてそうなるのか?改善するには?
色々とネットで記事を読んでいたら興味深い投稿を発見しました。
いわゆるコミュニケーション能力が低い人が、会話においてどう思っているか?がわかる投稿でした。
相手の発言の意図を理解せずに、「思い込みで判断しているためにおかしなことになっている」というわかりやすい例でした。
ご参考まで共有させていただきます。
ある男女でLINEでやりとりをしているうちに「一方から連絡はあまりしないで!」と言われたのに、「もう一方がガンガン連絡してしまう」暴挙にでます。
その結果、この二人の関係はこじれるわけですが、ビックリするのが、ガンガン連絡した方が、何が悪いか?全くわかっていないことです。
なるほど、こういう考えをしているんだと非常に興味深いです。
簡略化してご紹介していきます。
目次
ある男女でLINEを交換してやりとり
設定は、ある会社内での同僚の年齢の近い男女で、毎日会社内で顔を合わせる状態です。
その男女でLINEを交換していたために、ちょくちょくやり取りをしていたそうです。
あるとき男性の方から、「俺は彼女がいるから、あまり連絡してこないで!」と女性の方に言ったようです。
そこで女性は以下のように思ったみたいです。
①彼女がいるからあまり連絡してくるな
↓
②少しなら連絡していいということだろう
↓
③少しの連絡って何だろう?
↓
④深い話・長い文字ではなく、短い文字の挨拶なら少しだろう!
↓
⑤毎日、おはようとおやすみだけのLINEをしよう!
↓
⑥男性の言われた通りにしたぞ(^O^)
なんとも、恐ろしい発想ですが、彼女持ちの男性に対して、あまり連絡をしないで言われた結果、毎日、おはようとおやすみのLINEを続けようになって、それを実行したわけです。
男性からすれば、何でこうなるの?会話が通じないんだけど!となるでしょう。が女性は男性の言われた通りのことをしていると思っています。
「あまり連絡しないで」が、「挨拶なら毎日連絡しても良い」に変換されています。一般論や常識ではなく、完全にその女性の思い込みで、おそろしい謎の変換がされています。
「あまり連絡してこないで」が「毎日、挨拶程度のLINEなら送って良い」と思ってしまう。
恐ろしい変換ですが、男性が女性に「あまり連絡しないで」と伝えても、「毎日、おはよう、おやすみのLINEなら良い!」と思ってしまっています。
男性からすればビックリするでしょう。
女性にあまり連絡しないで伝えたにもかかわず、毎日、おはよう・おやすみのLINEが届くからです。
この女性のおかしな考えは、「あまり連絡してくるな=挨拶だけなら毎日連絡しても良い」と思い込んでいることです。
通常は、あまり連絡してくれるなと言われば、連絡するのを控えるでしょう。少なくても、連絡する頻度を少なくするでしょう。
が、この女性は、「文字数が少ない挨拶なら毎日連絡しても良い」と思い込んでいます。
つまりこの女性の中では、「毎日相手にLINEで挨拶する=あまり連絡をしない」になっているわけです。
通常の感覚では、毎日LINEで挨拶することを「あまり連絡しないこと」とは思わないでしょう。
いわゆる自分を客観視できていないわけです。コミュニケーション能力が低い人の特徴の一つは自分の客観視ができないことだと思えます。
彼女がいる男性に対して、毎日おはよう・おやすみのLINEが届いたら、男性の彼女が何を思うか?その結果どんなことが起きる可能性があるのか?も想像が出てきていないと思えます。
当然に両者はおかしな関係になっていきます。
女性は男性に数週間無視されるが、無視されていることに気が付かない
連絡してくれるなと言っても、ガンガン連絡してくる女性を社内で見かけても男性は無視するようになったようです。
普通に考えると当然でしょう。が、おそろしいことに女性はその事実に一切気が付きません。
2週間くらい経って、ようやく間接的に周りの人から、「男性がその女性から毎日LINEが送られて迷惑している」ということを聞かされます。
そこで、ようやくその女性は「態度がおかしいと思っていたけど、どうやら無視されていたのか!」と気が付いたようです。
その女性は、「ハッキリ言ってくれたらいいのに!」と思ったそうです。
いやいや!男性はハッキリと「あまり連絡してくるな!」と言っているだろ!と思いますが、女性はそうは思わないわけです。
※その女性は自分の非には気が付かない
そしておそろしいことに、女性は自分のことは棚に上げて、男性のことを裏で文句をいう嫌なヤツという認識をして、女性自身に一切の非はないように考えています。
被害者意識で、勝手に男性に「裏で悪口を言われているんだけど!」となって怒っています。
私からすれば、悪口ではなく事実で、迷惑行為をされて困っているために周りに相談していた可能性の方が高いとも思えます。
男性の認識なら、連絡してくるなと言ってもガツガツ連絡してこられて困っていたでしょう。ヤバイ奴認定していると思います。
一方で、女性の認識としては、何も悪いことしていないのに勝手に悪口を言いまくられて困るということになっています。
連絡してくるなと言ってもガツガツ連絡している事実はスッポリ抜けています。
これがコミュニケーション能力が低い人の思考回路か!ととても勉強になりました。
コミュニケーション能力が低い人は、自分を客観視することが苦手に思います。それゆえに一般的におかしいことを当然として物事をすすめる傾向があります。
それゆえに会話が通じないということがおきています。
今回はそのことがよくわかる事例だったと思えます。
コミュニケーション能力が低くくなる原因と改善策
コミュケーションにズレがおきる原因は、上述の例でもあげたように、一般論・常識からかけ離れたその人独自の謎の変換をするためです。
そのズレを認識するために、自分を客観視する必要があります。
その第一歩として相手の話を聞くということがとても大事になります。
今回の事例で言えば、「あまり連絡しないで」に対して、自分で勝手に「短い文字の挨拶なら毎日でもおk」としてしまっていることが諸悪の根源です。
勝手に決めないで、相手が嫌がるレベルがどのくらいなのか?を聞くことが大事でした。ダイレクトに聞かなくても、注意深く会話をしていれば、わかってくるものです。
聞くのが難しかった場合、この女性は毎日LINEで挨拶をした後、その男性から無視されたっぽいことから、「どうやら嫌がっているな」と察知しなければなりませんでした。
コミュニケーション能力の低い人の特徴は基本的に自分中心に物事を考えます。そして、自分が勝手した謎の変換を当然に相手に当てはまるものとして考えてしまうのが問題になります。
改善したい場合は、自己中でなく、常に相手の立場・視点に立って物事を考える努力をする必要があります。
それができないと、周りの人に煙たがれる人生を過ごすことになってしまうと思います。
コミュニケーション能力が低い人は、話が長く、一方的に話し続ける傾向があります。それだと他人の考えを聞くことがいつまで経ってもできません。
他人の考えてることがわからなければ、自分が謎の変換をしている事実に気が付かないでしょう。
ゆえに、他人との会話においても90%は相手に話を聞くようにするくらいのスタンスにして、いかに自分が謎の変換をしているのか?に気が付く練習をすることが大事だと思います。