一人法人の社長でもある川島和秀の日々の活動記録です。

行政書士って行政書士業務で稼ぐよりも行政書士の信用を使った派生業務のほうが稼げるんじゃねえ?疑惑。

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↑色々、派生するイメージ。

 

行政書士を開業して、2024.2月現在で約11か月経過しました。

 

最近、うっすらとわかってきたことがあります。あくまで私個人がそう思っているということです。

(※そうじゃないよ!という行政書士さんも当然いると思います。あくまで「私は」です。)

 

・行政書士業務は稼ぎづらい(労働集約型かつ責任が重い)

・行政書士の「信用」を使って稼いだ方が稼ぎやすいのでは?

 

ということです。

 

この記事では、私がそう思っている背景をご説明させていただきます。

 

行政書士業務は稼ぎづらい(労働集約型かつ責任が重い)

 

金銭的に稼げないと言っているわけではありません。

 

稼ぐことがソコソコできると思いますが、極めて労働集約型になる傾向にあるというのが私の印象です。

ざっくり極端にイメージしやすいように表現すると、バイトの時給的な考えとあまり変わりません。

 

もちろん、自分が経営者であるので、雇用されているわけではありません。

そこに「自由だ~♪」と喜び・幸せを感じる人も一部ではいるでしょう。

 

が、原則、自分が動いて、仕事をこなすわけです。

やっていることは正直、自分の時間を労働に変えて金銭をもらうバイトと変わりません。

 

しかもバイトと違って、ミスったときに全責任は自分が当然にかぶります。

そう意味では、超責任が重いバイトみたいなもので、冷静に考えると分が悪い(わりに合わない)と思えます。

 

実際に稼いでいるっぽい発信をしている行政書士さんのほとんどは、「忙しい」発言をする傾向にあります。

(※本当は稼げていない可能性も高いと思っていますが。)

 

それをみると、私は「それって私の求めている方向ではないんだよな~」と冷めた目で見ています。

アマゾンで物販をしていたときのようにほぼ自動化で収益化することが私の理想で目指す方向です。

 

個人的には、その労働集約型でいくなら、バイトをしていた方が合理的でしょう。と思っています。

 

もちろん例外として、組織を作り、仕組み化することも可能でしょうが、今回は個人(小規模)でやることを想定して考えています。

 

実際にあまり稼げていないデータでも出ている

 

2018年で古いデータですが、行政書士の売上データは約80%が500万未満という結果になっています。

 

 

現在(2024.2)は、このときより6年経過しています。

かつ全員が回答しているわけでもなく、ただ開業しただけの人も相応いますので、完全に信じるのも微妙です。

ですが1つの客観的なデータとして参考にはなるでしょう。

 

売上が500万未満ということは、利益ならもっと低いです。

固定費のかからない行政書士とは言え、売上500万作るのに200万くらいは経費が掛かってるのでないでしょうか?

 

家賃や行政書士年会費、懇親会、付き合い、接待、実務本の購入、交通費など、一定金額がかかるのが普通です。

となると、サラリーマンの給料に換算すると年収300万では?と私は勝手に想像しています。

 

難関資格に合格した士業の年収としては悲しい現実です。

 

以下のように国税庁のHPによると、サラリーマンの平均年収は「461万」です。

上記で私が想像した行政書士の平均年収はそれを下回る結果になっています。

出典;国税庁HP

 

もちろん、「俺はもっと稼いでいるぜぇ~」という人もいるでしょう。

が、一般論として、「そういう業界環境でありそうだ」という認識をもっておくことは大事でしょう。

 

ようは、自分のいる場所が、高度成長期の日本のようにガンガン成長しており稼げる市場なのか?

もしくは

2024年の日本のように、ほぼ成長がなく、少子高齢化で縮小市場で稼ぎにくい市場なのか?

を捉えるおくことが重要に思えます。

 

せっかく取得した資格なので、良い資格だ!と思いたい気持ちがありますが、冷静かつ客観的に見る必要があると私は思っています。

 

が、悪いことばかりでは当然になく、一方で行政書士には開業してみるとわかる目に見えにくいメリット(無形の資産)があることに気が付きます。

 

行政書士(士業)には信用がある

 

行政書士として開業すると、「先生」と言われて、表面的かもしれませんが世間から一目置かれる存在になります。

 

実務経験0であっても、先生と言われます。

「自分から、そんなたいしたことありませんよ」と言っても、一応は一目置かれます。(表面上かもしれませんが)

 

実際には官公署に書類を報酬をとって、提出(作成)できるという独占業務も持っています。

そのことに一定の価値も感じる人もでてくるでしょう。

 

その場合に、ただの個人よりも行政書士であった方が客観的な事実として格段に信用が増します。

その信用されている事実をもって、色々と物事をすすめていった方が結果として稼ぎやすいように私は思っています。

 

もっと具体的に言えば、ある人が会社を作って、「私は〇〇会社の社長です」と言っても、高確率で信用されません。

〇〇会社が知名度もなく信用はないからです。

今は1円+登記費用があれば会社は作れます。ようは誰でも簡単に社長になるわけで、それゆえに信用がないわけです。

 

ビジネスをやったことない人だと、「信用?何?おいしいの?」と思うかもしれせんが、ビジネスにおいては信用が超重要です。

相手から信用を得るというのは相応の時間・実績が必要になります。

口コミが大事にされるのも、信用を客観的に調べていることに他なりません。

 

が行政書士だと、最初から一定の信用を得ている状態からスタートできているように感じます。

これは超有利です。有効活用しない手はないでしょう。

 

たぶん行政書士は、行政書士業務で労働集約的に稼ごうとするよりも、信用を使ったビジネス展開をしたほうが稼ぎやすいと私は思うようになりました。

 

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