アマゾンFBAで配送が原因で商品が破損し返品された場合は補てんされるか?
アマゾンFBAで商品を販売していると配送が原因で商品が破損し返品になることがあります。
※アマゾンFBAとは、出品者が販売する商品をアマゾン倉庫に納品し、注文が入ったら、アマゾンが購入者の元へ倉庫にある商品を配送してくれるサービスです。
配送の責任はアマゾンが負っているわけです。
そのため、配送が原因で商品が破損し返品となった場合は、アマゾンが悪いんでしょ!と出品者は当然のごとく思います。
商品が再販できる状態であれば良いですが、再販できない場合もあります。
新品で売っていたものを中古として売らざると得なくなる場合もあります。
となると商品を劣化または破損させたのはアマゾンの配送が原因なので、「補てんしてくれるんでしょ!」と思います。
が、このような配送が原因で商品が劣化・破損した場合は原則補てんされません。
経験の少ない出品者だと、この事実におかしいと怒りますが、この点はアマゾンで原則補てんしないことが明記されています。
その理由をご説明します。
目次
アマゾンでは、配送で商品が破損・劣化する場合を2パターンとしている
アマゾンでは配送で商品が破損・劣化する場合を以下の2つとしています。
②配送方法(配送業者)に問題があったために商品が破損する
これらについて補てんするかどうか?の基準が決められています。
①アマゾンの商品発送する方法(梱包方法)が適切でないために商品破損の補てんの可否
アマゾンの商品発送する方法が適切ではないために商品が破損した場合は、問答無用で補てんは拒否されます。
配送に耐えうる梱包をして納品しなかった出品者が悪いという判断をします。
具体的にどんなケースで補てんが拒否されるのか?をご説明します。
具体例を上げて説明します。
例えば「カード」のような折れ曲がったりすると商品価値が著しく棄損する場合の商品をアマゾンに納品した場合です。
購入者から注文が入った場合に、どんな梱包で送るか?はアマゾンの裁量です。
折れないように気をつけて段ボールに入れて送る場合もあれば、配送次第では折れる可能性が高い「封筒」で発送する場合もあります。
封筒に入れられてカードが発送され、購入者のもとに折れたカードが届いた場合は、当然、顧客は「折れたカードなどいらん!」と返品してきます。
たまにしっかりと「封筒で送られてきてかつ適切な梱包がされていないためカードが曲がっていたので返品。」など理由を明記してくれる購入者がいます。
段ボールで発送しなかったアマゾンが悪いんじゃねえ?と思いますが、アマゾンではそのようには判断されません。
以下を理由にすべて補てんを拒否します。
出品者が配送に耐えうる梱包状態で納品しなかった。
実際にアマゾンでは梱包要件で以下を出品者に課しています。これは明記されています。
輸送中およびAmazon フルフィルメントセンターでの入荷受付時に中身が十分保護されるよう、輸送に耐える標準的な梱包をしてください
つまりは、アマゾン倉庫に納品するときから、段ボールで梱包しようが、封筒で梱包しようが破損しないように納品しない出品者が悪いとなるわけです。
ゆえに梱包が問題となって商品が破損・劣化した場合は、発送時のアマゾンの梱包方法が悪かったとしても、補てんは無理と考えた方が良いです。
②配送方法(配送業者)に問題があったために商品が破損する場合の補てんの可否
次は配送業者が雑な配送をしたために商品が破損した場合の補てんの可否です。
段ボールでもベコベコに凹んだ状態で配送されたり、郵便ポストに強引に入れるために、商品を折り曲げられてしまう場合などがあげられます。
配送中に間違えて落として破損する場合などもありうると思います。
そういう配送業者が原因となって商品が破損してしまった場合の補てんはどうなるのでしょうか?
アマゾンでは配送中のトラブルが発生した場合は「配送業者はアマゾンに連絡する」というルールになっています。
つまりは
具体例としてはプラスチックの固い棒状のものが「折れて届いたから返品」という場合もありました。
ボールペンよりさらに折れにくく何をすれば折れるんだと思えるものが真っ二つに折れて返品されました。
予想できることとしては「いきおいよく商品を落とした」かトラックに積み込むときに「投げて乗せたために折れた」などではないかと思えます。
どう考えても普通では折れないので、常識的に考えて、配送業者が折ったでしょ!とアマゾン側に交渉しましたが、以下の返答をもらい、問答無用で交渉を打ち切られました。
配送業者から連絡がないので配送に問題はないと判断しています。よって補てんしません
わざわざ自己申告で折りましたいう配送業者は少ないと思えますので、この点も補てんされないと思った方が無難です。
ゆえに、最初に書いたように配送が原因で商品が破損・劣化した場合は、原則、補てんはされないというのがアマゾンの明記されているルールになります。