一人法人の社長でもある川島和秀の日々の活動記録です。

人と会話をするときの比率は自分の話(2):相手の話(8)くらいが良い。

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私は野村證券で17年間、営業をして数千名のお客様と会話をしてきました。

 

そういう中で、どうすれば、相手に、自分の考えが伝わるか?もっと言えば、商品が買ってもらいやすくなるとかを試行錯誤していました。

 

その経験の中で気がついたことは、相手の話を聞くことが大事ということです。

 

通常なら、「自分の考えを相手に伝えたい!」や、「この商品をどうしても売りたい!」という気持ちが先行すると、相手の話を聞くことをせずに、一方的に話をし続けてしまいがちです。

 

「話をしなければ、伝わらないだろ!」と思うかもしれません。

 

確かにその通りですが、相手が聞く体制にないと、いくら話をしても、「相手の耳には届かず、スルーされる」といっても過言ではありません。

 

つまりは会話において大事なのは、「相手を聞く体制にする」なわけです。

 

「相手を聞く体制にする」とは、こちらの話をしっかり聞いてもらえる状態にするということです。

 

この状態にしないと、こちらがマシンガントークを炸裂させようが、基本相手は聞く耳持たずでスルーされることになります。

 

言い換えると、本人は熱弁しているにもかかわらず、聞いている相手は、「話長げえな。早く終われよ」くらいにしか思っていないことを理解する必要があります。

 

そうならようにする(相手を聞く体制にする)ためには、相手の話をじっくり聞くということが重要だと私は思っています。

 

以下で詳細に説明していきます。

 

小学校の校長先生の話がつまらなく聞く気がおきないことが多い理由を考えてみよう

 

まずは、一方的に会話をガンガンされると聞いている相手はどういう気持ちになるか?を想像しなければなりません。

 

わかりやすい例は、小学校の校長の朝礼などでする長~い話です。

 

私が小学生のころは、朝、全校生が集められるなんらかの集会があると、校長先生が最後にでてきて、興味のない長~い話を延々とするという拷問の行事がありました。

 

夏などは最悪で、炎天下で、倒れる生徒が複数でても、校長はしたり顔でご満悦で一方的に話を続けるのが恒例でした。

 

校長先生自身は、もしかしたら、話そうとすることを相当期間準備して用意していたかもしれません。

 

ハッキリ言って、誰も校長先生の話を聞いていないでしょう。

 

むしろ、倒れる生徒がでて、有害とも言えます。

 

私は、心の中で、「おっさんよ!いいかげん話、早く終われよ」とずっと思っていました。

 

もちろん、当然、当時の校長先生がどんな話をしたか?などは記憶に全くありません。

 

残っているのは、ここで書いているように、「校長先生の話は長く地獄だった」という記憶のみです。

 

これが、聞きたいと相手が思ってもいない状態で一方的に話をされた場合の相手の心の中とも言えると思います。

 

つまり、人と会話をしているときに、一方的に自分の話をしている方は、この校長先生のようになっていることを自覚しなければなりません。

 

加えて、聞きたいと思っていることでも、一方的に話をされると相手は疲れるということも理解しなけれなりません。

 

長時間の講義動画を視聴し続けるのは疲れる(一方的な話は10分で限界)

 

大学の講義でも、資格の動画講義など、自分から聞きたいと思っているものであっても、一方通行で長時間、講義を聞くのは疲れるのが普通の感覚でしょう。

 

資格の動画講義でさえも10分程度のものが多く、長くても30分で終わるように設計されています。

 

youtubeの動画も10分で作られることが多いことにも気が付くと思います。

 

要は、特段の興味がない状態で、一方的に受動的に話を聞くのは、10分程度しかもたない可能性が高いわけです。

 

ゆえに、会話をする場合は、一方通行にならないように気を付ける必要があるということです。

 

注意すべきことは、相手に一言を話をさせて、そのあと、一方的な話をする場合です。

 

人によっては、これで会話のラリーをしていると思うかもしれませんが、最低でも話す割合が5:5の半々でないと一方的な会話をしていると思った方が良いと思います。

 

相手を聞く体制にするには自分の話をする(2):相手の話を聞く(8)くらいが良いと思える。

 

私は、相手が聞く体制になってくれるには、会話している全体の時間を10とした場合、自分の話をするが「2」で相手の話を聞くを(8)くらいの比率が良いと思っています。

 

通常、人は話を聞いてもらったなら、こちらも相手の話を聞いてあげないと申し訳ないという返報性の法則(もらったら、返す)が働くと思えます。

 

加えて、話をしていると気分が良くなる人が多いことから、会話を聞いてくれる人には好意を持ちやすくもなります。

 

相手に多く会話をさせることで、相手の趣味・趣向の理解も深まり、話を合わせやすくもなる効果もあります。

 

自分の趣味・趣向に理解がある人で、しかも話をじっくり聞いてくれる人であれば、その人にとって、かなりありがたい希少性のある人になっている可能性が高くなります。

 

そんな人の話なら聞こうと思うのが自然だと思います。

 

この状態になって、初めて、自分の考えが伝えたり、商品を提案するわけです。

 

そうすることで、比較的にスムーズに会話が進みやすくなると思います。

 

話すことではなく、聞くことが大事と私は思っています。

 

自分の主張はブログ等で公開しておくのが良い

 

自分の話の比率が(2)だと、少ないと感じる場合は、ブログ等のSNSを使って、自分の考え・主張を公開しておくことが有効と思えます。

 

そういう意味で、私はブログを活用してます。

 

ブログのいいところは、閲覧させるのを相手に強制させない点です。

 

知りたい人は、自分のペースでブログを読み進めることができます。知りたいと思わなければ、読まなければ良いだけです。

 

ブログ等に自分の考え・主張を公開しておき、閲覧可能な状態にしておくことで、自分が話をしたのと同じ状態を作ることができ、有効と思います。

 

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