自分を客観視するとはどういうことか?何をすればいいか?
↑自分が他人からみるとどう見えるか?を常に「測る」必要があります
私はひきこもり生活を約5年(2017年~)やっていますが、自分を客観視するよう努力しています。
他人と接することが少なく生活していると、どうしても考え方が「独りよがり」になります。
未来永劫、ひきこもっているのであれば、独りよがりでも困ることは感じにくいので、それでいいかもしれません。
自分が研究者や芸術家のような「むしろ独りよがりの方が」人が驚くような成果を出せる可能性が高い場合もそれでいいと思えます。
が、それ以外の場合は引きこもり生活をしているといえども、自分を客観視するよう努力をしたほうが良いと思えます。
なぜならば、困ったことが「自分以外の周りの人」に色々と発生する可能性があるからです。そして、そのことに本人は気がつけない可能性が高いからです。
具体的にどんな困ったことが起きるか?は以下で書いています。
実際に自分を客観視すると言われても、そうすることを長年してこなかった人だと、どういうこと?何をすればいいねん?となると想像できます。
そのために、
・自分を客観視するには何をすればいいか?
について私が考えていることを書きたいと思います。
※あくまで個人的に考えているということです。
自分を客観視するってどういうこと?
自分を客観視するとは、「自分のやっていることが、周りの人からどういう目で見られているか?を理解すること」だと思います。
通常は、自分のやっていることは、「他の全員もやっている普通のこと」もしくは「他人にどう思われようが知らねえし!」と思いやすいでしょう。
引きこもりをせずに、常に他人と接する状況にあると「そんなことやっているの?変わってるね?」と自分のやっていることが周りと違うことを指摘されて、意識をせずともある程度自分を客観視できます。
が、他人と接触が少ないひきこもり状態だと、周りから指摘されることはありません。
そのため、自分の行動が周りの目からみるとどう見えるか?(自分を客観視)を意識的にしないと気が付きません。
具体的には以下のイメージです。
ドラマの「闇金ウシジマくん外伝 闇金サイハラさん」で、食事をするサイハラさんは、顔をお皿まで近づけて食べる犬食いをします。
https://www.cinemacafe.net/article/2022/12/21/82621.html
キレイな顔をした女性が犬食いをすれば、「なんて食い方をするんだ!」と周りはドン引きです。
このときに、犬食いをしているサイハラさん自身が「自分が食事のときにする犬食いは、周りをドン引きさせる」ということを理解していることが自分を客観視できていることになります。
※自分を客観視できないと本人は良いが周りが大変
食事をするときに、犬食いして周りをドン引きさせても「ドン引きされてもいいじゃん。こうやって食べるのが楽だし」を思う方もいるでしょう。
むしろ、自分を客観視しない方は、「ドン引きされてもいいじゃん。こうやって食べるのが楽だし」と高確率で考えていると思います。
が、周りが大変な目に合います。
あんな食い方をするやつと仲良く食事できる同席している人も、きっと普通な人ではないと思われ、周りから避けられることになる確率が高いでしょう。
実際に、ドラマの「闇金ウシジマくん外伝 闇金サイハラさん」の中でも、お偉いさんに合うために恥ずかしいからと、サイハラさんはテーブルマナーの習得を求められています。
自分を客観視するには何をすればいいか?
自分を客観視するには具体的に何をすれば良いでしょうか?
他人と比較するに尽きると思います。
「闇金ウシジマくん外伝 闇金サイハラさん」の例で言えば、他人が食べているのを観察して、自分の犬食いと比較すればいいだけです。
そこで、「どうやら自分のような犬食いをしている人がいないな」や「自分の犬食いはかなり特殊なんだな」と認識できるようになってきます。
自分の食べ方を他の人に合わせた方が良いということを言っているのではありません。
合わせる必要がなく、「自分の犬食いはかなり特殊」であり、「周りからはドン引きされる」ということを理解していればおkです。
どうして理解するだけ良いか?というと、コミュニケーションが取れるようになるからです。
犬食いは普通であると自分を客観視できていない人に、「犬食い辞めたら?」と言おうものなら、「何でテメエにそんなこと言われなけばならないんだ!これが楽なんだ!」と顔を真っ赤にして怒りだす可能性すらあります。
が、犬食いは周りからドン引きされると自分を客観視できていれば、違ってくると思います。
同じく「犬食い辞めたら?」に対して、「こうやって食べるのが楽だけど、周りにドン引きされるからあなたに迷惑かけるね」という相手に対する配慮が可能になると思えます。
周りの人とコミュニケーションをとることを考えれば、「自分を客観視でき、相手に配慮ができる人」の方が良いのが通常と思います。
※自分を客観視できたほうが対自分に対しても良い
自分を客観視できないと周りが大変ということをご説明させていただきました。
が、自分を客観視できると周りだけでなく、自分にも良いこともたらす可能性が高い具体例をご紹介します。
資格試験の勉強において、自分を客観視できるようになると合格確率が飛躍的に上がると私は思っています。
資格勉強だと勉強すれば点数が伸びるように思いガチですが、そうなるのは極めて簡単な資格試験だけです。
通常、一目置かれるような資格は難易度が高くなっており、単純に勉強時間を増やしても合格できない場合が多い印象を受けます。
行政書士試験は下図のような160点以上の点数にするには勉強時間が比例しなくなる試験だと私は考えています。(180点以上で合格)
こういう試験に合格するために、独りよがりにゴリゴリ勉強していると不合格になります。
実際に私は1回目の行政書士試験で152点という不合格になりました。
行政書士試験は600時間~800時間で合格すると一般的に言われています。
私は1200時間~勉強して余裕で不合格になりました。
理由は「600時間~800時間で合格するなら、1000時間~やれば余裕で合格っしょ!」と無策でただ独りよがりで自分のいいと思う勉強をゴリゴリやっていたのが原因です。
合格確率を高めるには、自分の勉強が正しい(点数に結びつく)勉強であるか?を客観視しながら勉強していく必要があったわけです。
そのことに気が付き、翌年にリベンジすることができました。まあまあ苦労しました。
具体的に私がやったやり方を知りたい方は下記からどうぞ。(苦労して体得したものなので一部有料です)
・勉強すれども170点前後に止まる方、必見の点数の結びつく勉強をしているかチェックする方法
実際に私以外でも不合格になってしまった人のことをチェックしていると、だいたい自分を客観視できていないことがわかります。
というわけで、自分を客観視できるということは、自分にとっても周りにとっても良い結果をもたらしやすいと思えます。
自分を客観視する作業は慣れるまでは、めんどくさく思いますが、慣れてくると呼吸をするがごとく普通に客観視するようになってきます。
自分を客観視できるように努力したいものです。
ポイントは空気を読んで相手・周りに合わせるということではなく、あくまで自分を客観視できる状態で、そのことを理解した上で問題なければ独りよがりを貫くことです。
相手に迷惑をかけるようであれば、配慮できるようになれるのが望ましいということだと私は思っています。