一人法人の社長でもある川島和秀の日々の活動記録です。

賃貸不動産経営管理士を敢えてガッツリ勉強せずに受験した理由とは?

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私は2022.11.20に賃貸不動産経営管理士の試験を受けました。

 

 

2022.11.27時点で合否は不明です。

 

たぶん合格ラインは35点(問32が没問で36点)だと予想しています。

 

 

私の自己採点での点数は36点で問32が没問なら37点でギリ合格はできるのでは?と現時点で予想しています。

 

が正直、今回に関しては合否にあまり関心がありません。

 

もし不合格になっても来年(2023年)に宅建と同時にウケけようと思っているからです。

 

しかも、賃貸不動産経営管理士の対策の勉強を、「ある仮説を立てて検証するために」、あえて時間はあるのに勉強しないで試験に臨みました。

 

ある意味実験です。

 

「怠惰で、やろうと思っているのにやらなかった」ではなく、やる気はあるけど「あえて勉強しない」ということをしました。

 

とはいっても私は150時間くらいは勉強しています。たぶん普通の受験生はやっても、50時間~100時間くらいだと思うので、それより多い勉強量だと思います。

 

 

何で、不合格リスクを背負ってまでそんなメンドくさいことをやったのか?をご説明します。

 

 

仮説:勉強時間を増やして伸びやすい点数には上限がある

 

一般的には勉強すれば、した分だけ点数が伸びるイメージがあります。

 

そのため、多くの人が勉強時間累計を記録して、「私は〇〇時間勉強したから絶対合格するはず!」と考えるのだと思います。

 

が、実際には違うというのが私の実体験です。

 

私は行政書士試験で1度不合格になり、それを経験しました。

 

行政書士試験は一般に600時間~800時間で合格すると言われています。まったくの法律初学者であっても1000時間あれば合格すると言われています。

 

が、これは全くのウソです。(正しくは信憑性がない)

 

私は不合格になったとき、勉強時間で1200時間~をやっており、かつ資格予備校の講座をウン十万払って受講していました。

 

にもかからず余裕で不合格になりました。

 

その苦い経験から、なんでそんなことになるか?を徹底的に分析すると、「たぶんこういう理屈だろう」ということを自分なりに見つけました。

 

勉強には勉強すれば点数が伸びる時期と勉強しても点数が伸びない時期が存在するということです。

 

イメージは下図です。

 

行政書士は180点以上とると合格する試験ですが、160点くらいまでなら勉強時間に比例して点数が伸びやすいが、160点以降はそうならない傾向と思えます。

 

 

 

おそろしいのが、勉強しても点数が下がることすらあるということです。

 

つまり、ある程度の勉強すれば点数が伸びる時期を経過すると、それ以上は勉強しても点数に結びつかない可能性が高いという仮説です。

 

この仮説を検証するために、これ以上は勉強しても点数が伸びないなと判断してからは、あえて勉強することを辞めました。(かなり勉強時間を減らしました。)

 

理由を詳しく知りたい方は以下で書いていますので参照ください。

 

賃貸不動産経営管理士の試験は「過去問と市販模試の一部で十分」と判断

 

賃貸不動産経営管理士は歴史の浅い資格です。

 

しかも国家資格になってからは2年目という歴史のなさです。

 

そこから言えることは過去問がないということです。

 

今回の試験では過去問をやっても意味なかった的な受験生の恨みツイートが散見されましたが、それはある意味しょうがないわけです。

 

歴史がない試験に過去問からの出題を期待する方が間違っているとも言えます。

 

過去問がない以上、とれる対策として思いつくのは、「予備校が作成する予想問題」または「テキストを読み込む」しか基本ありません。

 

が、私の経験上、予備校が作成する予想問題は本試験の問題とは似て非なるものです。

 

やり込むと逆に不合格になる可能性が高くなると思っており、勉強の教材として不適と思っています。

 

予備校が作成する予想問題は、法律のスペシャリストが作った問題ではないため本試験の問題を小手先でマネした悪問が量産される傾向があると私は感じています。

 

残されたテキストの読み込みは、重要な論点がわからない不動産に無知の素人には非効率すぎると判断して、早々に却下しました。

 

 

つまりは過去問のやり込みをすることが点数が伸びやすい勉強で、予備校市販模試・テキスト読み込みがやっても点数が伸びるかどうか不明な勉強という仮説を立てました。

 

 

 

つまり、一定レベルで過去問は正解にできるようにしたものの、それ以上の踏み込んだ勉強は、あまりしないという作戦です。

 

かと言って、一定レべルまでいけば過去問もそこまでやる必要はないとも判断したため、試験日に近づくにつれば勉強をしなくなることが増えました。

 

予想は合否ラインギリギリの攻防。実際にその通りになる

 

 

実際に私の市販模試をやった結果の点数は以下でした。

 

 

市販模試は1回目~3回目まであり、難易度および合格ラインは下記のようになっていました。

 

 

私は第3回は、どれも難易度が高く設定されており、宅建合格者でも点数が合格点に足らないので、難しすぎてやる必要がないだろうと判断し無視しました。

 

2022年の賃貸不動産経営管理士は難化すると言われていたために、私は模試の第2回目くらいの難易度になることを予想しました。

 

となると、第2回目の模試の結果は合格ラインギリギリです。(TACの第2回は時期が前すぎるので参考にせず)

 

 

このことより、たぶん合格ラインギリギリの攻防になるだろうと思いました。

 

実際に下記が本試験の前日の記事です。50%の確率で不合格だろうと達観しています。

 

2022.11.27現在では、合格発表されていませんが、合格点予想は35点(問32が没問なら+1点)です。

 

私の点数は36点(問32が没問なら37点)というギリギリで、だいたい予想した通りの展開になっています。

 

 

「勉強時間=点数が伸びる」のところまで勉強し、それ以上は勉強しない作戦

 

 

今回の狙いは、「勉強時間=点数が伸びる」には限界値があるため、それを見極めて、そのギリギリまで勉強する作戦です。

 

それ以上の「勉強したからと言って、点数が伸びにくいゾーン」には足を踏み入れないようにしました。

 

その代償が、仮に合格できたとしても合格ラインギリギリで、不合格になる場合もギリギリで不合格になる可能性が高いことです。

 

難易度がソコソコある試験では、勉強すれば点数が伸びるわけではなく、勉強しても点数に結びつかないことが起きます。

 

そのために、各試験においても、そのラインを見定める必要があり、今回はそれを狙ったわけです。

 

これがある程度の精度でできるようになれば、今後、受ける資格試験の勉強効率が飛躍的に向上すると思っています。

 

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