一人法人の社長かつ行政書士でもある川島和秀のブログです。

行政書士試験に合格しやすい人と不合格になりやすい人の勉強法の違い。

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行政書士試験に限らずですが一般的に資格試験には合格しやすい勉強法と不合格になりやすい勉強法があると思えます。

 

では、皆が「合格しやすい勉強法をすればいいじゃん!」と思うわけですが、話はそう単純ではありません。

 

世の常といいますか、良いよ!と言われることでも、しない人は大勢いるわけです。資格試験に限らずでいうと具体例を出すと以下です。

 

・健康のために運動した方が良い

・甘いものは控えた方が良い

・借金までして物を買わない方が良い

積み立て投資をした方が良い

 

かならずしも確実にいいとは言えませんが、90%は良い結果になりやすいでしょう。が、90%は良くなるということがわかっていても人やらないものです。

 

行政書士試験の勉強においてもそうです。90%とは言えませんが、70%くらいは良いと思える以下のようなことがあります。

 

・1000時間は勉強した方が良い

・模試は早めに受けた方が良い

・記述対策はガッツリやった方が良い

 

これも実際はやる人は多くはないでしょう。わかっていてもできないものっぽいです。

 

合格しやすい人と不合格になりやすい人の勉強法の違いは上記のような一般的にやった方が良いと思われることを当然のごとくやるか?やらないか?だと思えます。

 

合格・不合格の分かれ目になる勉強法①:年間1000時間の勉強するかどうか?

 

行政書士試験は勉強時間を増やせば合格する試験ではありません。

 

そのことは1200時間勉強して行政書士試験受験の1年目に不合格になった私が身をもって理解しています。

 

だからといって、勉強時間が少なくてもいいわけでもありません。

 

一般的に行政書士試験は合格するまでの勉強時間は600時間~800時間(初学者なら1000時間)のように言われています。

 

私の観察している限りだと多くの受験生はこの600時間~800時間のうち、下限の600時間をターゲットにして勉強しています。

 

結果、予定通りにいかず結局300時間~400時間で本試験に突入していっている印象です。

行政書士試験に勉強時間300時間前後で臨む人は意外に多いっぽいことに対する感想

 

一方で極一部ですが、余裕で1000時間は超える勢いで勉強している方もいます。

 

確率の問題で、300時間~400時間で本試験に臨む人よりも、1000時間で本試験に臨む人の方が合格しやすいでしょう。

 

たぶん年間1000時間の勉強ができるのは受験生の10%くらいだと思えます。

 

不思議なもので複数年受験生になると、私の観察するかぎりだと高確率で300時間~400時間で本試験に臨んでいると思われます。

 

おそらく昨年までに勉強しているから、もう勉強しなくてもいいっしょ!と省エネで合格しようとしている内心が見え隠れします。

 

ゴリゴリ1000時間以上勉強して、なんともしてでも合格してやるぜぇ~という複数年受験生はかなり少ない印象を受けます。

 

合格・不合格の分かれ目になる勉強法②:早めに模試を受けるかどうか?

 

模試に対する取り組みもかなり受験生によって違いが出てくると思います。

 

模試は実力チェックの意味合いもありますが、一番重視すべきだと思えるのは勉強している方向性があっているかどうか?です。

 

自分がやっていた勉強で、しっかり点数がとれるかどうか?を確認するわけです。

 

そのために、早い段階からやっていく必要があると思えます。

 

具体的にどうやっていくのが良いか?を知りたいからは以下で書いてます。(一部有料です)

 

【行政書士試験】勉強すれども点数がイマイチ伸びない方へ!「正しい方向の勉強をしているか?チェックする方法」のご紹介。

 

が、わかっていても早めに模試を受けるということができない人が一定数います。

 

せっかくかなりの時間勉強してきたのに、模試で悪い点数だったらショックを受けるためだと思います。本来なら、それを確認するのが模試なわけですが、嫌がる人が一定数います。

 

本試験を受験後に怖くて自己採点ができないという方や、模試を受けても自己採点をしたがらない方がそういう人に該当します。

 

自分の状態を受け入れたくないと思う方がおり、生き方が自由ですが、資格試験においては不合格になりやすいと思えます。

 

そういう人も、最終的に本試験に近い時期になると模試を受けるわけですが、そのときに致命的に悪い点数をとったときは、もう修正がききません。時間がないからです。

 

行政書士試験1年目の私がそうでした。

R2年の行政書士試験に152点で大敗し不合格になった理由。

 

一方で、合格しやすい人は、早い段階からチョイチョイ模試を受けて、自分の点数を確認しているのが観察できています。

 

点数が悪ければ、その時から勉強法の修正をすることが可能なわけです。

 

早めに模試を受けているかどうか?で合格確率が大きく違ってくると思えます。

 

合格・不合格の分かれ目になる勉強法③:記述対策をガッツリやるかどうか?

 

行政書士試験あるあるですが、択一だけで180点をとって合格しようという方が意外に多いです。

 

表向きの理由は、記述待ちになると本試験から合格発表までの約2か月が精神的にシンドイからというものです。

 

が実際は、記述の勉強が大変だから、できればしたくなく択一だけの勉強で合格したいというのが本音でしょう。

 

択一は良くも悪くも1肢の正誤は2択でできます。深く考えずとも回答することができます。

 

が記述ともなると、しっかり理解して、覚えていないと書けません。勉強するのが大変です。

 

そのため、できるなら択一だけで180点をとろうと思う気持ちもわからなくもありませんが、それが逆に不合格確率を高める結果になりやすくなっています。

 

行政書士試験は合格者を10%前後に調整する必要があるために、調整がきかない択一だけで180点以上を取る人が続出するとマズイわけです。

 

そのため、普通に勉強していると択一だけでは180点とれないようになっているのが行政書士試験です。

 

そのあたりは下記で書いています。

行政書士試験の複数年受験者がする勘違い。~気が付かないとドツボにハマる~

ゆえに記述に対する取り組み方によっても合格確率が変わってくると思います。

 

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