一人法人の社長でもある川島和秀の日々の活動記録です。

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R4行政書士試験:私がチェックしていた5人の受験生(3~4回目受験)は全員不合格に。勝手にコンサルしてみる

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R4の行政書士試験も合否発表および点数ハガキ到着になり、全イベントが終わりました。

 

私はR2に行政書士試験を受験し不合格、そしてR3にリベンジを果たし合格になりました。

 

その私と同時期(R2やR3)に受験していて不合格になってしまった人がR4ではどうなるか?チェックしていました。

 

ガッツリではなく、たまに思いついたときに(数か月に1回)チェックする程度です。

 

そのうち2人は明らかに不合格になったことでメンタルがやられていて、勉強の始動がかなり遅いので不合格になるとだろうと予想し、予想通りに不合格になりました。

 

本人には申し訳ありませんが、不合格は想定通りでサプライズはありません。

 

残りの3人においては、普通に勉強している様子が観察できましたが、いかんせん工夫がありませんので、合格確率50%と予想していました。

 

勉強を工夫しないでゴリゴリ勉強するやり方だと通常行政書士試験は合格できません。

 

が、私がチェックしていた方は3~4年目の受験生です。勉強効率が悪くても、160点前後は取れる実力にはなっています。

 

あとは出題される記述の運です。その受験生が知っている(部分的に書ける)記述が2問でてくれれば十分合格できると推察していました。

 

が、残念ながら全員不合格になっていました。

 

ほぼ全員が170点台で不合格だったと思われます。そして前年もほぼ全員が170点台で不合格になっています。

 

180点には大きな壁があり、170点台で多くの受験生が封じ込まれてしまうと言われていますが、奇しくも下記記事の通りの現実を確認する結果となりました。

 

 

 

他人の人生なので、私がとやかく言えることではありません。

 

またSNS上で発信されている情報で判断しているため、その受験生たちの状況を正確には把握できるわけではありません。

 

がSNS上の発信とその行間から、想定できる範囲で何がネックになっているか?を私が勝手にコンサルティングして解決策を提示したいと思います。

 

5人ともざっくり同じような理由で不合格になっていると思っていますので、まとめて解決策を提示させていただきます。

 

※何様のつもりなんだ!と思うかもしれませんが、理解した上で書いています。大目にみていただくようお願いします。

 

①「過去問(基本事項)を完璧にしても合格できないこと」を理解すべし。

 

多くの人が誤解すると思えるのは「過去問(基本事項)を完璧にすれば合格できる」と思うことです。

 

特に170点台で不合格なった場合であれば、「後1問~2問正解すれば点数的には」合格できます。

 

そして、本試験問題を時間があるときに冷静に読み返せば、2~3問は正解できる問題が見つかるでしょう。

 

そこで「なんでこんな問題間違ってしまったんだ!過去問(基本事項)をもっとしっかり完璧にしておけば合格できたやないかい!」と思うはずです。

 

ある意味で正しい思考だと思います。

 

が、合格するには別の考えが必要と思えます。

 

本試験で緊張するのは当然で、冷静に解けば間違えない基本問題を2問~3問は間違える想定の方が無難です。

 

つまりは、過去問(基本事項)を完璧にしても合格はできなく、翌年も同じような点になると思った方が良いわけです。

 

※実際にそういう結果になっている可能性が高いわけです。

 

一部の合格者の中では基本事項さえ徹底していれば合格できるという人が観察できます。

 

が、そういう人の多くは他の法律系の資格試験合格者で、他資格試験を通じて基本事項以外を勉強して身に着けている人であることがほとんどです。

 

そのため、鵜呑みにすると相当期間170点台で不合格になってしまうと私は思っています。

 

合格するためには、過去問(基本事項)に加えて、+αの加点ができる一段階上の勉強が必要になると私は思っています。

 

②苦手科目を克服できていない

 

私がチェックしている方で科目ごとの点数を公開している方は、前年とほぼ同じです。

 

つまりは苦手科目が苦手科目のままで1年を過ごしています。

 

これは上記の件が原因となり、苦手科目を克服するのではなく、ひたすら自分が既にわかっている基本事項をやろうという方向で勉強をするためと思われます。

 

苦手科目の勉強をすることはシンドイです。わからないことの方多いからです。

 

シンドイ勉強をするくらいなら、わかっている問題が多い基本事項を徹底して繰り返す勉強の方が楽です。

 

ましては前提として、基本事項がしっかりしていれば合格すると誤認すれば、楽な勉強を選択しやすいでしょう。

 

が、ここは苦手科目の点数が伸びるように勉強をするべきと思えます。

 

苦手科目を克服できれば10点~の点数の上振れが期待できる可能性が高いです。

 

苦手が1科目だけならばギリ問題ないとも言えますが、複数科目になると放置したままだと合格は難しいでしょう。

 

まれに勉強している内容を発信することがありますが、「勉強すべきところはそこじゃないだろ!」と感じることも多いです。

 

「そんな勉強していると今年も・・・」と思ってしまいます。

 

③自己分析ができていない

 

一番の原因は自己分析できていないことと思えます。

 

自己分析は「自分の弱いところを直視」する必要がでてきます。

 

自分の弱いところを直視して受け入れるのは、ある程度慣れていないとできにくいと思います。

 

さらに自己分析は感覚や感情でなんとなくやってはいけません。

 

できる限り数字に落とし込んで、客観的に事実として分析していく必要があります。

 

自己分析できていないからこそ、苦手分野の勉強ができずに、漫然と過去問(基本事項)をおさえる勉強した勉強になっているとも言えます。

 

これらの不合格になっている方の特徴は数字で自分を客観視できていないという印象を私は持っています。

 

発信している内容も定量的なものはなく、すべて感覚的にでざっくりしています。これだと自己分析できないだろうなと思えます。

 

一事が万事でそういう発信をしている場合は、頭の中でもそういう感覚的に物事を考えているのだろうと私は思っています。

 

具体例は以下です。

定量的:行政法19問中12問の正解。

感覚的:行政法が前よりは正解できるようになった

定量的なら行政法が12問しか正解できていないなら明らかに勉強不足と理解できます。

 

が「前よりも正解できるようになった」だとどうでしょう?状況がわかりません。分析のしようがありません。

定量的:3時間勉強した

感覚的:忙しいけど時間捻出してなんとか勉強した

 

これも休日や直前期なら3時間だと少ないからもっと勉強した方が良いという判断ができます。

 

が、「忙しいけど時間捻出してなんとか勉強した」だと、よくわかりません。

 

数字に落とし込んで定量的に考える癖をつけた方が自己分析しやすいと思えます。

 

④勉強時間が少ない(1年で400時間~600時間)

 

加えて、思うのが、勉強時間が少なすぎ!ということです。

 

R4に観察していてビックリしたのが、勉強時間が1年300時間程度で試験に臨む人が多いことです。

 

そのことを下記で書いています。

 

たぶん、私がチェックしていた受験生の年間勉強時間は400時間程度で、多い人でも600時間と思われます。

 

多い人の600時間としても3年で1800時間、4年で2400時間にしかなりません。

 

ドヤり短期1発合格者は100時間~300時間で合格しているのを受けて、600時間でも多いと思っているかもしれません。

 

が、一方で1年で1000時間~勉強する受験生はゴロゴロいます。

 

そういう人達と比べると、勉強量としても少ない印象を受けます。

 

行政書士試験は勉強時間を増やせば合格できる試験ではありませんが、1年で400時間~600時間というのは少ないと思えます。

 

合格したいのであれば、もっとゴリゴリ勉強しても良いと思えます。

 

余計なお世話以外なにものでもありませんが、勝手にアドバイスをさせていただきました。

 

もっと具体的にアドバイスできないの?と思う方はこちらを参照ください、(一部有料です)

 

・勉強すれども170点前後に止まる方、必見の点数の結びつく勉強をしているかチェックする方法

 

※何様のつもりなんだ!と思うかもしれませんが、理解した上で書いています。大目にみていただくようお願いします。

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