一人法人の社長でもある川島和秀の日々の活動記録です。

【行政書士試験】170点台不合格者は7月でやっと本格的に始動する人が多いっぽい~そういう方の合否確率を勝手に予想~

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↑ついに動き始めるみたいです。

 

ここ数年間ずっと行政書士試験不合格者をずっとウォッチしています。

 

合格体験記を有料で書いているため、不合格者が何を考え、どんな行動をしているか?を綿密にリサーチするためです。

 

下記合格体験記では、私自身がR2に予備校の17万の講座をとって、かつ1200時間勉強したにもかかわらず不合格になり、翌年累計勉強時間が2000時間を超えても点数が伸び悩んで試行錯誤した過程を書いています。

 

複数年受験生で累計勉強時間が1000時間~1500時間くらい勉強しているのに、点数がとれないんだけど?という方や、何年も170点台で不合格になってしまう方には有効だと思います。

 

気になる方は参照ください。

【行政書士試験】勉強すれども点数がイマイチ伸びない方へ!「正しい方向の勉強をしているか?チェックする方法」のご紹介。

 

不思議なもので、早々に行政書士試験の勉強する人は1年目か2年目の受験生です。

 

3年目以降の受験生になると、勉強の始動がかなり遅くなる傾向です。(※全員ではありません。あくまで傾向です)

 

いつ始動し始めるのかな?と観察していると2023.6.27時点でポツポツと始動しそうな兆しがでてきました。

 

勝手に予想すると、今くらいから始動した人の合格確率は50%くらいでしょう。記述で1.5問分(30点分)知っている問題がでるかどうか?にかかっていると思っています。

 

いわゆる記述ガチャです。記述ガチャが外れた場合は、おそらく今年も170点台で不合格になってしまうでしょう。

 

私がそう予想する理由をご紹介します。

 

※特定の誰かを暗に指して記事を書いているわけではありません。

 

残りの時間を楽観せず慢心せずにゴリゴリ勉強してみてはいかがでしょうか?という余計なお世話かつ応援・叱咤激励する気持ちで記事を書いています。

 

※2023.10月の宅建を受験する予定の自分に対して、偉そうにこんな記事書くのなら試験は違えど当然合格するよな!というプレッシャーをかけるつもりでも書いています。

 

もう少しで合格すると誤認している可能性が高い

 

一番大きい問題は、もう少しで合格だから、「できれば勉強したくない」という気持ちが見え隠れすることです。

 

普通に考えれば、不合格になってしまったら、翌年は合格しようと早々に勉強を開始するでしょう。が、それをしないわけです。

 

たぶん理由は前年に170点台で不合格になってしまった現状を、「合格まであと少しで、事実上合格できる実力はあった」と認識していると予想できます。

 

この170点台というのは非常に危険です。受験生の立場からすると、あと1問~2問正解ができていれば合格できていたわけです。

 

そして自分がした回答を見直すと、2~3問は冷静に対応できていれば正解できていた問題が見つかるものです。

 

それをもって、「合格出来てたんじゃねえ?」と勘違いしやすくなります。だから「そこまで勉強しなくてもいいんじゃねえ?」と思いやすくなってしまいます。

 

実際にそう思っているからこそ、勉強の始動が遅いのだと私は推定しています。

 

しかし冷静に受験生を見渡してみると、何年も170点台で不合格になってしまっている人がいるのが確認できます。つまりは170点は全然、あと少しではない可能性が高いわけです。

 

なんで、そうなるか?を知りたい方は下記を参照ください。

行政書士試験の複数年受験者がする勘違い。~気が付かないとドツボにハマる~

 

つまりは、全然もう少しで合格ではないのに、もう少しで合格であると誤認してしまっていることに問題があるわけです。

 

非常に危険(不合格リスクが高いよう)に思います。

 

苦手科目を克服する勉強に時間を割けない可能性が高い

 

通常は前年までに不合格になってしまった科目ごとのデータから、それぞれの受験生に苦手科目があると思います。

 

が、勉強自体の始動が遅いとどうなるでしょうか?

 

最初から、まずは苦手科目を勉強しようとはならないでしょう。しばらく勉強していなかったから、とりあえずどれくらい覚えているか?全体を一度やってみようなどとなる人が多いのではないでしょうか?

 

7月になれば模試もスタートしてきます。それゆえに、苦手科目よりも全体を一度ざっと学習しようとなるのが普通だと思います。

 

全体を一度ざっと学習するのにも、2か月くらいはかかるでしょう。

 

そうなればもう9月です。記述も気になったり、一般知識も気になったり、得意科目もさらに伸ばさなければ!と思ったりもします。

 

苦手科目は勉強するのが疲れます。無意識に勉強するのを避けがちになるでしょう。

 

そんなこんなで、おそらく苦手科目は苦手科目のままで本試験に突入していくことが想定されます。

 

なんで、そんなことが言えるか?というと、例年、不合格になって科目別得点を公開している人の点数をみると、そうなっている傾向があるからです。

 

悲しいことに、苦手科目は苦手科目のままになっています。

 

苦手科目が克服できていなければ不合格確率が高くなってしまうでしょう。

 

また、そもそもで7月から本格的に勉強を始めて、本試験までどれくらい勉強時間が確保できるのでしょうか?

 

おそらく月間100時間くらいで、本試験まで450時間くらいしか確保できない可能性が高いと思えます。勉強時間が多いからといって合格するというわけではありませんが、少なければ合格できにくいでしょう。

 

前年までの知識があるとはいえ、450時間だったら少ないでしょう。

 

やっている受験生は1000時間オーバーでしかも鼻息荒くして本試験に臨んできます。そういう人達が競争相手と考えると厳しい戦いになると思えます。

 

行政書士試験は180点以上取れば合格する絶対評価試験のような形式ですが、実際は記述の採点で合格率を調整し、上位10%前後が合格する相対試験であることを理解せねばなりません。

 

模試はソコソコ点数が取れてしまい慢心しやすい

 

行政書士試験の本試験と模試の決定的な違いは記述採点の厳しさです。

 

記述採点は模試は甘く、本試験は原則厳しい採点になります。

 

そのため本試験の厳しい記述採点で170点台で不合格になってしまう実力の人は、模試の甘い記述採点なら180点越えや一般知識に簡単な問題が出題されれば200点オーバーを取れる場合がでてきます。

 

模試の記述採点は甘いかつ一般知識の点数はあてにならないということを強く認識しておかないと、模試で良い点数をとって慢心してしまいやすくなるでしょう。

 

行政書士試験の模試で200点越え連発しても不合格になる場合の原因は?

 

模試の点数は、甘い採点をされる記述と、難易度次第で点数がぶれる一般知識の点数を除いて厳しめに実力を測る必要があります。

 

また模試は、開催する予備校が過去の問題を使いまわす場合も多々あります。ゆえに複数年受験生は過去にやったことがある可能性が高く数問分点数が高くなる場合もあるので注意が必要です。

 

※本来は不合格後、即勉強開始すべきだったと思える。

 

以上のことが理解できていれば、通常は7月くらいからボチボチ勉強するか~ではなく、最低でも合格発表があって不合格が確定した1月末からゴリゴリ勉強していくべきだったでしょう。

 

その時期から勉強開始できていれば、苦手科目にも余裕をもって十分に時間を費やすことができたでしょう。

 

が、終わったことを後悔しても始まりません。

 

170点台で不合格は、「惜しい。あと少しで合格や!」ではないと認識する必要があります。極端に考えれば事実上150点くらいだ!と思っていた方が良いかもしません。

 

そのように認識を改めた上で、模試で良い点数をとっても楽観せずに、ゴリゴリ勉強することが大事だと思います。

 

それができないと、おそらく記述ガチャ次第(確率50%)で、記述ガチャを失敗すると170点台で不合格になってしまうのが濃厚に思えます。

 

楽観せずに、しっかり苦手科目を克服して本試験に臨めば、記述ガチャに頼らずとも80%~90%で合格できるのでは?と私は思っています。

 

余計なお世話で、何様のつもりだ!という意見があるのは十分承知の上で応援かつ叱咤激励のつもりで書かせていただきました。大目にみていただきますようお願いします。

 

私も2023.10月の宅建試験に合格できるよう楽観せずに勉強していく予定です。

 

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