【宅建】宅建受験生と行政書士受験生の違いとは?宅建のあと行政書士受験って難易度的にどう?
私は2023.10月の宅建試験を受験するつもりです。
一方で2020年、2021年の2年、私は行政書士受験生でした。そのため両方を比較して感じたことをご紹介したいと思います。
どっちかの受験生を上にみたり、また下にみたりということはありません。
純粋に観察して感じた違いを客観的に書いているつもりです。
違い①模試得点上位層の発信格差(行政書士多い:宅建ほとんどいない)
まずはツイッター上の発信です。
行政書士の場合は、模試等の成績上位層もガンガン発信していることが多いです。
何をどれくらい勉強して、結果どうだったなど、観察して参考になることが多々あります。
一方で宅建になると模試等の成績上位層の発信がほとんどありません。
あることはあるのですが、ほぼドヤりです。まともに勉強法などを発信してくれている方は極一部です。
宅建の成績上位層の発信は「あまり勉強していないんだど45点とれたよ~」みたいな、ドヤる人が多い印象です。
観察していても、あまり参考になりえません。ちょっと残念な気分になります。
これは試験問題の難易度に起因するのだと思えます。
宅建も難しいですが、過去問をやり込めば合格点は取りやすいと言われています。一方で行政書士試験は過去問をやり込んでも合格点はとれない場合はほとんどです。
そのため、宅建では一定以上勉強した方は総じて高得点になっているように思えます。そのため高得点を取った後になると、発信することが無くなるのだろうという推定が働きます。
違い②受験生の勉強慣れ具合が違う(行政書士慣れている:宅建慣れていない)
宅建の受験生の場合は、観察していると学生の時以来の勉強という人が結構多い印象です。
行政書士試験でもいることはいますが、圧倒的に宅建受験生に多いです。
宅建受験生のツイッターでの状況はどちらかという、イメージでは小学校・中学校のときの試験前の教室のような印象を受けます。
色々な人がいて、試験について色々と話をしている状況です。内容は正直雑談に近いレベルで観察しても参考になるようなことは少ない印象です。
どちらというと、他の人も勉強しているから私もがんばろ~的なお互いに勉強できるように鼓舞している人が多いように思えます。
行政書士試験になると、一段受験生のレベルが相対的に上がる印象を受けます。
宅建受験生だとよく見かける「なんとなく勉強できているだけでもスゴイっしょ」的な人はほとんど見かけません。いるのかもしれませんが、そういう方の発信はほぼ見かけません。
どっちが上とか、下とかをいうつもりはなく、客観的に観察していると、そんな印象を受けます。
宅建を合格した人が行政書士試験の受験生に多いために、そんなようになっているのかもしれません。
※宅建から行政書士は難易度がかなり上がる
宅建に合格すると、次は行政書士みたいに考える人がいるでしょう。
大手予備校はそのようにすすめるでしょう。
実際は、宅建業法の勉強の仕方が行政書士試験の行政法にも転用でき、権利関係は行政書士の民法でかぶるため、宅建から行政書士は悪くないステップと言えます。
が、難易度は格段に上がるために注意が必要です。
宅建でも宅建業法であれば余裕で18点以上とれるくらいやり込んでいたことが必須でしょう。18点以上とれる宅建業法の勉強法は一段階大変な勉強をするからです。
宅建業法で15~16点をとって何となく合格できたレベルでは行政法でも苦労することになると思えます。
一方、権利関係(民法)においても宅建で勉強するのは民法の超表面的なところのみになっています。宅建の権利関係(民法)ができていたくらいではあまり得点に結びつきにくいでしょう。
ただ何も知識がない段階で民法を勉強するのは、英単語を全く知らないで英語の勉強を始めるくらいシンドクなるため、基礎的な知識をかじっているだけも勉強をすすめるうえでは、有利にはなりえます。
宅建を40~45点くらいで合格できた場合は、行政書士試験へスムーズに移行できる可能性がありますが、36点~38点のような合格点ギリギリだった場合は、行政書士試験に移行しても結構苦労することになると思えます。
宅建は過去問をやり込めば、ソコソコ合格点にいきやすいと言われていますが、行政書士試験は過去問だけをやり込んで基本合格できません。
そういう意味では難易度がかなり上がることを意識しないと複数年受験生になりやすいと思えますので注意が必要に思います。
※あくまで個人的な見解です。