一人法人の社長でもある川島和秀の日々の活動記録です。

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【宅建】今まで模試をやっていないのに直前期にひたすら模試をうけるのはNG行為(と私は思う)

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↑模試を直前期になってひたすら受けまくるのはNG行為と私は思っています。が、しかし考え方は人それぞれです。模試をひたすら受ける人を否定しているわけではありません。

 

現在は2023.9.18です。宅建本試験まで27日となっています。

 

観察していると今まで模試を受けなかった受験生がこれでもか!と模試を受けまくっている様子が確認できます。人によっては1日に2~3回も模試をやっている人を見かけます。

 

これから本試験まで毎日、1日1回模試を受けるぜぇ~!という方も見かけます。

 

予備校や受験指導をビジネスにしている方から、これでもか!というほど模試が提供されます。ビジネスとしては正しいでしょう。

 

何も考えていない受験生だと直前期になると、模試を受ける人が多くなることから「俺も私も受けるぅぅ~」となるからです。まさに書き入れ時です。

 

が、受験生の立場なら、冷静に受け流すべきでしょう。無料の模試であっても私はスルーすべきと思っています。

 

本来は直前期に「何度も」模試をやったところで、受験生にはあまり意味がないからです。

 

模試は理解不十分なところをあぶり出すのが主目的と私は思っています。

 

そのため直前期に模試をやったところで、悪く言えば、時すでに遅しです。理解力が不十分であったことが確認できても修正できる時間が少ないからです。

 

修正するにも時間がかかるのが通常です。覚えたり理解する必要があります。模試で間違えたからといって、短期間で覚えることは原則難しく知識として定着しないのが通例です。

 

今まで覚えていたこと、理解していたことが甘かったことをあぶり出す目的で模試をして、再度覚え直すなら効果があります。(※その場合は何度も模試を受ける意味がありません。)

 

が、そもそも理解していない、覚えてもいなかった場合は、直前期の模試でわかったところで、点数にはなりにくいでしょう。

 

効果がないとまでは言えませんが、極めて効果が薄いでしょう。

 

そんなことよりも、どうして直前期にバタバタと模試をする結果になってしまったか?を反省して、次に生かす方が有効に思います。

 

直前期において模試の点数が低い場合は合格する可能性もあると思いますが、実際の合格確率はかなり低いでしょう。残念ですが、そこは冷静に受け止めるべきと思います。

 

直前期にやるべきなのは、模試ではなく過去問だと思います。そこは間違ってはいけません。

 

模試は「直前期にやるもの」ではない(と私は思う)

 

今まで時間があったにも関わらずに模試を受けていなかった人が、急に直前期になって模試を受けまくっている様子が確認できます。

 

たぶん、それは模試の活用の仕方を間違えて認識しているためと思われます。

 

今まで勉強してきた成果を模試で試す!という仮想本試験のように考えているように思えます。

 

そして高い点数を取れば良いと思っているのでしょう。だから自分が納得する高い点数がでることを期待して何回も模試を受けるわけです。

 

が、この認識は間違えています。

 

実力試しで模試を受けるものではなく、今まで自分が勉強していたことが模試の点数として反映されているのか?の確認をするのが模試の主目的だと私は思っています。

 

いわば健康診断と一緒の認識です。

 

健康診断の数字を良くしようと、1日に何回も健康診断を受けたり、毎日健康診断を受けようとする人はいないでしょう。医者に、意味ないですよと止められるでしょう。

 

模試も一緒という認識を私はしています。

 

仮に模試の点数が悪かったとします。が悪いことを理解しても、悪いところを修正する時間がほとんどありません。つまりはどうしようもないわけです。

 

具体例で説明します。

 

ダイエットで言えば、10月10日までに60キロにならねばいけないところ、体重計に一切乗らずに、10月9日に体重計に乗ったら75キロだったみたいなことが起きるわけです。

 

1日で15キロも落とすの無理やんけ!となるわけです。

 

その事実を受け入れることができなく、何度も体重計に乗って、75キロが70キロや68キロになるを期待しようとしていたら、「無駄だよ!変わらないから」と思うでしょう。

 

一方で、体重75キロの人が、5月からダイエットを始めて、自分では節制しているつもりで7月に体重計に乗ると75キロであることわかりました。

 

そこで、気が付くわけです。「あれ~?痩せていると思ったのにやせてないな!やり方が違うっぽいな!」と。

 

期間はまだ3か月残っています。15キロ減は大変かもしれませんが無理ではないでしょう。

 

この体重計に乗る行為が模試を受けるということに他ならないわけです。

 

本質がわかっていなく、方向性がズレているのが理解できるでしょう。

 

ずいぶん前から本試験のつもりで模試を受けるが正解(と私は思う)

 

実際に私は2023.6.14に初めての模試を受けました。たぶんこのLECさんの公開模試が宅建で最も早い模試になると思います。

 

本試験の4か月前です。

 

 

人によっては、本試験4か月前だと勉強すらスタートさせていないでしょう。3か月あれば合格できる的な情報が流れているためです。

 

が、私は上記模試で40点以上取るつもりで受験しました。そのつもり4月には準備開始していたわけです。

 

 

さらに7月12日のゼロ円模試も受けました。30点という悪い点数をとり、ここで今まで自分がやっている勉強が間違っているだろうことが完全に理解できました。

 

 

7月に自分の勉強法が間違っていることがわかれば、修正する時間がまだ3か月もあります。試行錯誤する時間が十分残されているわけです。

 

私の宅建の勉強はこのゼロ円模試の低得点からスタートしたといっても過言ではありません。

 

一方で直前期に自分の実力不足で模試の点数が30点しか取れないことがわかった場合は、わかったところで修正する時間がないので、どうしようもないわけです。

 

そういっても、模試の点数が悪かった場合はスラムダンクの安西先生の「あきらめたらそこで試合終了ですよ」にすがって、必死に勉強すると思いますが、現実的には合格する確率は低いでしょう。

 

※直前期から点数が伸びて合格を勝ち取るのはレアケース

 

どんな試験試験においても、直前期の模試がかなり悪い点数だったのに合格できた!という逆転劇があります。

 

それを受けて、最後まであきらめないで~!というの風潮があります。

 

が、確かにそういう一面はあるでしょう。が、冷静に考えれば確率は低いでしょう。

 

直前期の模試までに高い点数を取っている方が理想的です。その方が合格率も高いのが通常です。

 

そもそもが、直前期の模試がかなり悪い点数だったのに合格できた!という人は、他の模試は高得点だったのに、たまたま直前期の1回だけが低得点だったかもしれません。

 

数ある受けた模試で、もっとも悪い模試をクローズアップして発信しているかもしません。

 

真偽はよくわからないものです。鵜呑みにするのがよくないでしょう。残念ながら点数が低ければ合格率も低いのが通常です。

 

本来は、直前期の模試で高得点であるように勉強計画を練って進めていくことに重点を置くべきでしょう。

 

今後の試験を受けるときに、そうなるように気を付けるべきと思います。

 

宅建の場合は模試より過去問

 

また模試はあくまで模試です。

 

さらには本試験では問われないような悪問を含まれている場合も多いです。その目利きができる程度の実力はないと、悪問たるゆえんの本試験にはでない知識を一生懸命覚えることに時間を費やすリスクもあります。

 

宅建では、過去問が70%程度の確率で再出題されると言われています。

 

そのため、時間を費やすのであれば、模試ではなく過去問の勉強をした方が点数が伸びる余地があるでしょう。

 

直前期のかぎりある時間で、模試を受けまくるというのは合理的な行動ではないように思えます。

 

一部の望みにかけて勉強時間を投下するなら過去問に思います。

 

※あくまでこの記事は私は以上のように考えているという私見です。考え方は人それぞれです。

 

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