一人法人の社長でもある川島和秀の日々の活動記録です。

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【宅建】宅建業法で20点満点は難しい。期待値は18点~19点が現実的。

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合格狙うなら宅建業法は20点を取るべし!的なことが言われています。

 

実際に宅建業法20点取れた人もいると思いますが、受験生として勉強していていると20点満点は難易度が高いように思えます。

 

もちろん、目標は高くという意味で20点とるつもりで勉強するというはアリだと思います。

 

が、リアルに自分が取れるであろう点数を読みにいくと、20点満点というのは難易度が高いことが理解できます。

 

その理由は、テキスト・過去問にない知識がキーになる問題が1問程度、出題される可能性があるからです。

 

その問題を回答できるには、運要素が強くなります。(〇×なので確率50%)

 

ゆえに、宅建業で20点満点をとるには、難しいと思っています。

 

受験生としては宅建業法で20点満点は基本狙わないで、運がよければ20点満点だろうなくらいの気持ちでいた方が良いでしょう。

 

リアルに狙うなら宅建業法で18点~19点と思います。

 

私がそう思う理由をご説明します。(※2023.9.21時点で考えていることです。)

 

※1~2問はテキスト・過去問にない問題が出る可能性が高い。

 

過去問を細かくやっているとチョイチョイ、テキスト・過去問では解答できない問題が見つかります。

 

具体例を挙げたほうがわかりやすいと思うので上げます。

 

R4の問37の個数問題です。広告に関する正しいものは?という問です。

 

以下です。未完成建物を販売する際に、建築基準法の確認を受けた後に変更申請した場合は広告できるか?という正誤を問う問題です。

 

出典;宅建試験ドットコム

 

通常、この手の問題は、確認前なら広告×。確認後なら広告〇という問題で問われます。

 

がこのR4では、確認後に変更申請をしているときの広告はどう?と問うてきています。

 

この論点に関して、テキストおよび過去問で過去の出題はありません。

 

あるデータによると、受験生の80%が×と答えて間違えたようです。正解は〇です。

 

一部、ある予備校の予想模試にあった問題のようです。かつ実務経験者ならそういう事例を経験しており、経験上で正解を選ぶことが可能だったようです。

 

普通に勉強しているだけだと、問題文の誘導から×と答えやすいようになっています。

 

宅建試験は未出の問題が出た際は問題文の誘導にのって答えると正解になるのがほとんどだからです。

 

つまりは、普通に勉強していると、まずは正解できないわけです。

 

ちなみに、このR4はこの問37で試験後、若干揉めたようです。テキストにも過去問にもないから当然と言えば当然でしょう。

 

が1~2問は回答不能問題がでると想定しておけば、対応しやすいでしょう。

 

また同じくR4では問30にも回答が難しい問題が出題されています。

 

出典:宅建試験ドットコム

 

これも犯罪収益の移転防止法で、特定取引について個数問題で問われています。

 

この問題も解けないでしょう。テキストはもちろん、過去問にもありません。50%で〇か×かの運に頼るしかありません。

 

これも不正解を選んだ人が宅建試験ドットコムによると30%おり、正解は54%のようです。

 

私の経験上、宅建試験では宅建業法に限らず、こういう勉強していても回答不能問題がチョイチョイあるように思えます。

 

論点からズレますが、法令上の制限の建築基準法でもチョイチョイ解答不能問題を見かけます。

 

 

つまりは宅建業法で20点満点をとるには運の要素を含む可能性があり、難しいと思えます。

 

宅建業法で18点~19点を狙うべし

 

たかが1~2点の違いですが、1~2点失点しても良いと考えるとの、1点も失点できないというのでは心理的なプレッシャーが全く違います。

 

もし本試験中に、宅建業法で20点満点をとるつもりで1~2問だけ、今まで勉強してきた知識では解けそうにないR4の問30や問37のような問題に遭遇したどうなるでしょうか?

 

人によっては、ペースを崩す恐れがあります。

 

必死で悩んで「あーだこーだ」考えて正解を導こうとする人もいるでしょう。その結果、時間が通常以上にかかり冷静さを失う可能性もありえます。

 

であれば、1問~2問は間違う、もしくは解けない問題がでてくると想定しておいた方が良いと思えます。

 

そうすれば、R4の問30や問37のような問題に遭遇しても、「ハイ、クソ問題きたー!」でスルーできるでしょう。

 

ゆえに狙いとしては宅建業は20点満点ではなく、18点~19点を狙うべしと思います。

 

本試験の緊張もあり、わかる問題も1問は間違えるだろうとあらかじめ想定しておくわけです。

 

その方がペースも乱れにくいと思えます。

 

※宅建業はやれば20点満点誰でも取れる的な発信が多いことに疑問

 

私の観察している限り、20点満点が意外に難しいという発信をしている人を見たことがありません。

 

正しく勉強すれば誰でも20点満点は狙える系の発信をしている人が多い印象を受けます。(※そういう方は批判・否定しているわけではありません。)

 

私の勉強して感じる印象では、18点~19点は可能でも、20点満点は難しいように思えます。

 

R4の問30や問37のような問題が出題されるときがあるからです。

 

ムリじゃねえ?と思うわけです。

 

というわけで、宅建業法では20点満点ではなく18点~19点を狙うべしと私は思っています。

 

私が宅建業法の勉強して、何をどれくらいしたら18点以上とれるようになったか?は以下で体験談を書いています。気になる方はどうぞ。(一部有料です)

 

【宅建】宅建業法で18点以上目指せる勉強方法とは?

 

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