一人法人の社長でもある川島和秀の日々の活動記録です。

難関資格をダブルライセンスで取得することの予想できるデメリット

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↑二刀流(ダブルライセンス)は一見すると強そうに見えます。

 

資格試験を勉強していると資格沼にハマりやすくなります。

 

何年も不合格になってしまうよりも、合格し続ける方が中毒性のある資格沼でしょう。

資格沼にハマる人が多い理由~資格沼にハマらないように気をつけよう~

 

※厳密にはその人の人生なので、本人が良いと思っているなら、他人の私がとやかく言うことではありません。

 

資格試験に過度に思い入れが強くなると、ポケモン図鑑のように、あっちもこっちも合格してコンプリートしたくなります。

 

気が付けば、シナジー効果が見込めない資格を取得し続けることになります。

さらに、もっとも気を付けるべきなのは難関資格のダブルラインセスだと思えます。

 

この記事においては「難関資格=合格率10%前後以下」の試験と定義づけます。

 

難易度が高くない資格試験なら時間的なロスは軽微ですが、難関資格ともなると最低でも年間で1000時間超の時間的なロスが発生します。

 

しかも、多くの場合、せっかく取得したダブルライセンスもどちらか1つしか使わない」という悲しい現実が待っています。

実際にダブルラインセスを取得している多くの人がそう言及しています。

 

ゆえに、よっぽど資格試験を勉強するのが好きな人以外は難関資格のダブルラインセスは気をつけるべきでしょう。

 

ダブルライセンスだと仕事が多く受注できるのか?

 

私もそうでしたが、行政書士だけではなく、社労士の資格があれば便利かな?と思ったときもあります。

 

行政書士は単発の仕事が多いことに加えて、そもそもで業務経験を積むことできにくい特殊な業界です。

ゆえに、業務を受注・遂行する難易度が高めです。

 

そんなときに、社労士のように、継続的に業務が発生し、試験内容が実務にある程度リンクしているであろう社労士もほしいなとなるわけです。

 

仕事を受注するために窓口を広げたいという気持ちもダブルランセンスにしたいという誘惑になりえます。

 

しかも一度は難関資格に合格できた成功体験を持っているので、次の難関資格も合格できるだろうと思いこともダブルライセンスへと駆り立てる要因になってきます。

 

人によっては試験勉強中にツイッターでワチャワチャするのに充実感があり、楽しさも感じていた人もいるはずです。

 

また受験生に戻るのも悪くないと思う人も一定数いるでしょう。

 

が、そのときは一歩下がって、冷静に考える必要があると思えます。

 

難関資格合格には1000時間~をかかる。そこまでのメリットあるか?

 

難関資格に合格するためには、少なく見積もっても1000時間超が必要でしょう。

 

1回で合格すればいいですが、不合格になる場合も当然にあります。そうなれば累計で2000時間超の時間を投下することになりえます。

 

そこまでのメリットある?と考えるべきでしょう。

 

当たり前ですが、ダブルライセンスだからと言って、仕事が次々に舞い込んでくるわけではありません。

自分の受けれる業務範囲が広くなっただけです。

 

最悪は、ダブルライセンスになっても、たいして現状は変わらない可能性もありえます。

 

※難関資格のダブルライセンス取得者はどっちか1個の業務しかしない

 

そして、実際に多く見聞きすることとして、難関資格のダブルライセンスを取得した人は、どっちか1つしか使わないことが多いようです。

 

考えてみると、当然と言えば当然です。

 

あれもこれも業務を受けるよりも、自分の得意分野を磨いて受注する方向を目指す人が多いと思えるからです。

得意分野だからこそ、高単価設定もでき、同業他社と差別化ができるわけです。

 

そうなると、今度は得意分野以外の依頼が来ても、自分でやらずに他に投げるようになるっぽいです。

ゆえに、結局はダブルラインセスではあるものの、「使わねえ」となりやすくなるらしいです。

 

 

難関資格の勉強するなら、既存の業務の専門化を目指すべきでは?

 

以上のことを総合すると、難関資格をダブルライセンスはコスパがかなり悪い可能性を考慮する必要があると思えます。

 

となりの芝は青くみえますが、そこがグっと堪えて、自分の取得した難関資格での業務の専門性を磨くことに時間を投下した方が有効だと思えます。

 

難関資格に合格できた成功体験があるがゆえに、ともするとダブルラインセスやトリプルラインセスの道に歩む人もいると思います。

 

が、そこは一度本当に取得する意味はあるのか?を考えてみるのが良さげに思います。

 

※難関資格のダブルライセンス・トリプルライセンスを目指している人を否定・批判しているわけではありません。

あくまで私はそう思っているだけです。

 

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