一人法人の社長でもある川島和秀の日々の活動記録です。

高年収サラリマーンだった私の知り合いが鼻息荒く独立した数年後どうなっているか?

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↑かなり弱弱しく弱体化している人のイメージ。

 

サラリーマンの立場からだと、自由・好きなことをできるというイメージのある独立・起業はある種の夢・希望だと思います。

 

行政書士試験を合格した人をみても、かなりその傾向があります。

行政書士試験に合格すると、いわば天国への扉が開いて、歩きだしたように幸福感を感じているケースが散見されます。

 

会社で嫌なことがあるたびに、「こんなクソ会社辞めてやるぅぅ!」と思っていたことでしょう。

そのたびに行政書士に合格して開業するんだ!と何度も強く思っていたと思えるがゆえに合格できれば、ある意味で幸せの絶頂と思えます。

 

【行政書士開業1年目】行政書士試験合格後から開業数か月までがもっとも幸福感を得やすい。

 

 

例で行政書士を上げていますが、行政書士の開業に限りません。

 

が、その思いが強すぎると、かなり厳しい結果が独立・開業後に訪れる可能性が高くなると私は思っています。

実際にどんなことになる可能性が高いか?私の知り合いのケースでもってご説明しようと思います。

 

結論から先にいうと、年収が300万くらいしか稼げず、それで十分と自分を納得させて、つつましい生活をしています。

家庭があり、子供も複数名いることから、将来的に厳しい未来が待っていると余計なお世話ながら邪推しています。

 

詳しくご紹介します。

 

※話を分かりやすくするために、内容を変えている部分もあります。完全リアルではありません。

 

前提:高年収だったが会社からの待遇に不満。

 

その知り合いはサラリーマン時代の年収は1000万以上ありました。

もっともらっている人はいるでしょうが、一般的には年収で1000万以上あれば、そこそこ高年収と言って良いように思えます。

 

一般的には高年収でも、その会社ではもっともらっている人もいます。

1500万以上や2000万以上もいます。その会社の中では高い方でもありません。

 

というわけで待遇に不満なわけです。

「俺様の待遇が悪い!もっと俺を評価してしかるべき!」と思っています。

 

そこで、ある日、その不満が爆発し、辞めることになります。

が、しっかり準備したわけでなく、見切り発車で辞めています。

 

ようは年収1000万以上が今後、ウン十年続くことを放棄して、独立・開業に踏み切ったわけです。

 

辞めた瞬間は自由だ!と自由さを満喫

 

辞めて、数年は、やたらと「自由」を強調し、楽しそうにしていました。

 

ただ辞めたものの、特段準備もなく、開業・起業しているために、そこまで稼げるわけではありません。

原則、前職のサラリーマン時代と同様の仕事をせざるをえません。

さらに個人としての信用で業務をすることになるため、同様の仕事だとしても、当然に同じレベルの仕事はできません。

 

収入が一気に下がるわけです。

がそれでも、「自由だから、起業・開業をしたことは正解だ!」と再三にわたって話していました。

 

3年目くらいから稼げないことに苦しみ始める

 

独立・開業して3年目くらいに、「自由だけど、稼げていないことが不安」っぽい発言が多くなりました。

 

というのも準備もせずに独立・開業したので、当たり前といえば当たり前です。

しかも独立・開業した1年~2年目に本来なら寝食を忘れて仕事に没頭すべきところを「自由だ~♪」と自由を満喫する安きに流れていました。

 

稼げていないことに不安はあるものの、改善するための行動もするわけでもなく、ただ時が経過していっているようでした。

実際に何やってるの?と聞いても、特段に何もやっていませんでした。

 

私自身も〇〇をやってみたらどう?みたいにアイデアを何個も提示しましたが、どれもやりませんでした。

何でやらないのか?を突っ込んで聞いたら、「確実に稼げるならやるけど、そうじゃないからやらない」という何ともお粗末な思考回路をしていました。

 

5年目くらいになると年収300万でも満足するようになる

 

5年目くらいになると、もはや稼ぐことは諦めて、年収300万くらいでも十分暮らせるからいいや!と達観していました。

 

それはたぶん、独身で1人身の私が、そういう考えをしているために、影響を受けたのだと思います。

 

が決定的に違うのは、その知り合いは家庭があることです。

配偶者もいれば、まだ成人していない子供が複数名います。

 

普通に考えると全然十分ではなく、むしろ厳しい未来が待っているでしょう。

その知り合いはソコソコお金はありますが、成人していない子供の複数名を大学まで行かせることを考えると明らかにお金が足りません。

 

子供たちを高卒までにして、働きに出てもらえば、問題ないと思えますが、大学進学をするとなると金銭的に厳しくなるでしょう。

こうなると、ずっとサラリーマンのほうがよかったんじゃねえ?と思ってしまいます。

 

本来なら、強く、「もっと気合入れて稼げよ!」と発破をかけるべきですが、この知り合いはプライドが高く、人からの意見を聞き入れるような人ではありません。

 

ゆえに、年収300万で満足している知り合いに、「自由が一番だから、いい生活できているね~」と心地よくなる話だけしています。

本音言えば、かなり厳しい未来がこの知り合いには待っているでしょう。

 

※独立・開業に過度な期待・希望をもってはいけない

 

私の知り合いの例を出しましたが、結構、こういう人は多いと私は思っています。

 

その理由は、独立・開業に過度な期待・希望をいただいて勘違いしているからです。

私が好きでみているこれから起業したい人を支援するyoutube番組の令和の虎では、起業するとは地獄の1丁目に行くようなものと表現されることが多いです。

 

私もそういうイメージに近いと思っています。

 

独立・開業を天国への道が開かれるくらいに考えていた人は、おそらく私の知り合いのような結果になってしまう確率が高いと思えます。

 

それでも良いと思う人もいるかもしれませんが、個人的には、望んで地獄の1丁目に進んでいく必要はないと思っています。

 

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