一人法人の社長でもある川島和秀の日々の活動記録です。

資格試験において合格体験記よりも「合格に至る勉強過程の記録」に価値がある考える理由とは?

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↑「合格体験記」と「合格に至る勉強過程の記録」を天秤で図るイメージ。

 

私は資格試験において「合格体験記」ではなく「合格に至る勉強過程の記録」に価値があると思っています。

 

資格試験において、合格体験記を多くの方が発信しています。

 

が、個人的には合格体験記をあまり信用していません。多くが自分をスゴク見せようと盛るからです。

 

そして、多くの方が、その盛りに盛った合格体験記を信じて勉強を組み立てていき、散って(不合格になって)いくことになると思っています。

 

私も試験慣れしていない状況で臨んだR2の行政書士試験では、その盛りに盛った合格体験記をベースに勉強の組み立てをして煮え湯を飲まされることになりました。

 

2023年1月現在では、試験慣れしてきたので、資格試験の大枠の難易度および勉強法を自分なりに分析できるまでになっています。

 

 

こうやって分析している人は、ほとんどいないような気がします。(する意味がないとも言えますが・・。)

 

どうして合格体験記よりも「合格に至る勉強過程の記録」に価値があると思うのか?を詳しく説明していきます。

 

 

合格体験記は「できる限り短期間・短時間」で合格したことをドヤる場になっていることが多い

 

基本的に合格探検記は、多くの場合、「俺ってスゲエだろ!」が色濃くでています。

 

行政書士試験であれば、一般には勉強時間600時間~800時間で合格すると言われています。

 

その場合なら、「私は150時間で合格した」や「私は300時間で合格した」や「勉強開始して3か月で合格した」などです。

 

がこれにはカラクリがあり、司法試験や司法書士試験で何千時間と勉強している方が、行政書士試験の勉強としては短時間しか勉強していない場合と推定されます。

 

イメージでは東大生が、中学生の期末テストに混ざって、勉強時間0分で100点を出して、「俺、勉強時間0分なんだけど~。100点取っちゃった♪」とドヤるようなようなものです。

 

そもそもが東大生であることを知っていれば、「そりぁ、そうなるでしょ」という当然の結果です。

 

が合格した本人は自分が東大生であることを伝えずに中学生のふりをするわけです。

 

※全部の方がそうだというわけではありませんが、多くの方の合格体験記はそうなっていると私は思っています。

 

これから受験しようと思っている方が、それらの合格体験記を読んで、真に受けて信じて行動したらどうなるでしょうか?

 

「あれ?300時間勉強しているのに、試験範囲すら終わらないんだけど?」みたいになることが高確率で想定されます。

 

どうやら前提がおかしいと気が付いて、修正する時間が残っていれば良いですが、そうではなかった場合は不合格がほぼ確定してしまいます。

 

というように、私の感覚だと、合格体験記は、どちらというと合格者を主人公にしたフィクションのようになっている印象を受けます。

 

純粋に信じてしまうのは超危険です。逆に不合格になる確率の方が高いと思えます。

 

※合格体験記が必要以上に難易度が高く見積もっていた場合は「問題はない」と思える。

 

合格体験記が前述とは逆に難易度を高く見積もっている場合もあるでしょう。

 

上でも書きましたが、行政書士試験であれば、一般には勉強時間600時間~800時間で合格すると言われています。

 

が私は行政書士試験に合格するのに必要勉強時間は1800時間だと思っています。

 

 

この場合、仮に1000時間で行政書士試験に合格できた人がいた場合は、「1800時間なんてウソ。1000時間で合格できる!」と思うでしょう。

 

が、個人的には簡単に見積もるよりも全然良いと思っています。

 

1800時間予定していたことが1000時間済んだなら、大きな問題になりにくいと思いますが、600時間の予定を組んでいて、実際には1000時間かかるとなると修正はほぼ無理だからです。

 

時間が足りないとわかった時点で詰んでしまい、その後の人生のプランにも少ながらず悪い影響があたえる可能性がでてしまいます。

 

資格試験の勉強過程の記録なら原則盛ることができない

 

資格試験の受験日までにどんなことを思ってどんな勉強をしたきたかの記録なら、より生々しく正確なものになりやすいでしょう。

 

厳密には、後から修正・加筆することが可能なので盛ることも可能です。

 

が、わざわざ過去の記録を修正しにいくのは面倒で、する意味もない場合がほとんどと思います。

 

試験の勉強過程の記録であれば、合格体験記ではわかりにくい試験の1か月前までにはどのくらいの勉強量でどのくらいの理解度だったのか?などの途中経過を知ることができます。

 

これらはとても貴重な参考資料になります。

 

「この合格者は、試験1か月前にはこのくらい勉強して、このくらいの理解度だったのか!」と理解して、自分と比較して、自分を客観視することができるようになるからです。

 

盛り盛りの合格体験記を書く人の場合は、この途中の勉強過程の記録があれば、勉強の開始初期からビックリするくらいの理解度で勉強を進めていることが確認できるはずです。

 

というわけで、合格体験記は盛ることができやすいですが、合格するまでの勉強の過程の記録は盛ることができにくく、参考資料として値千金だと私は思っています。

 

私はいつも合格体験記ではなく、勉強の過程の記録の方を重視して参考にしています。

 

私のブログでも、チョイチョイ勉強の過程の記録の記事をアップしているのは、そういう意図があります。

 

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