一人法人の社長でもある川島和秀の日々の活動記録です。

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【宅建】「〇〇か月で合格します」っていう勉強法は本当に合格できるの?

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宅建では、短期間で合格した勉強を「〇〇か月で合格する方法」として発信している人を見かけることがあります。

 

特に短期1発合格した人に、その傾向があります。

 

実際にその人がやった方法であり、その人は実際にその勉強で合格をしたのでしょう。(盛っている可能性が高いですが)

 

受験生は冷静かつ客観的に内容を見極める努力をする必要があります。

 

「合格できるけど、それは私だからであって、他の人は合格できるか?わからないけど、参考までどうぞ!」という宣伝がされていたら、見る人が極端に減るでしょう。

 

マーケティング(集客)のために、誇張されていると思った方が無難です。ある意味でしかたがありません。

 

宅建でそういう宣伝をじっさいに軽く見てみると、提示されている勉強をやっても、私の経験上「とても合格レベルにはいかないだろう」と判断する場合がほとんどです。

 

※そういう方を批判・否定しているわけではありません。

 

そういう宣伝をしなければマーケティング的に難しいのは理解できますが、あまり好きな宣伝方法ではないという個人の嗜好の問題です。

 

実質的に、その勉強法で合格できる人が極めて少数と思え、大多数はむしろ不合格になると私は思っているからです。

 

〇〇か月で合格する勉強法は「過去問の周回数が3回~5回程度」がほとんど。

 

内容をガッツリとみるわけではありませんが、軽く紹介されている内容をチラ見すると、〇〇か月で合格する方法はいたって普通です。

 

それもそのはずで、基本、どの資格試験においても過去問をやる以外にありません。

 

ゆえに宅建の〇〇ケ月合格法も、結局は過去問を使います。

 

〇〇ケ月合格法で見かけるのは、その過去問の周回数がおそろしく少ない場合がほとんとです。

 

例えば宅建において、過去問の周回数が3回~5回すれば合格水準に達すると説明する合格者も一定数見かけます。

 

たぶんそれの合格法を提供している本人は実際にそれで合格したのでしょう。

 

本当に、過去問の周回数が3回~5回すれば合格水準に達するのであれば、2か月もあれば十分合格するでしょう。

 

が、通常は過去問の周回数が3回~5回では合格レベルに到達しないという事実がスッポリ抜けているところに罠があります。

 

多くの受験生は過去問を10周以上しても合格レベルに到達しない

 

実際に私の経験で話をすると、宅建の勉強を開始して、やたら順調に勉強がすすんでいきました。

 

勉強開始して、宅建業法が3時間でもう1周終わりました。

【宅建】思ったよりかなり早く宅建業法の1周目終わる~勉強時間3時間くらい~

 

あまりにもサクサク進みすぎてビックリした印象があります。このスピードで進むと、100時間もあれば余裕で過去問を3~5周終わると思えました。

 

そして、そのことをドヤっている2023.4月の記事が以下です。

【宅建】宅建の勉強が順調すぎる。~勉強時間が少ないのに進捗が早い理由~

 

が、実際は宅建業法の過去問を9周近くやっても、点数が伸びない現実に直面しました。そのときの様子の2023.7月の記事が以下です。

【宅建】勉強すれども13点止まりの宅建業法に苦しむ~吉野塾Green14点・2022年TAC予想模試1回13点~

 

つまりは、とてもではないですが、私の経験上、過去問が3~5周では合格レベルには到達できないということです。

 

独学ではなく、私は有料講座も課金しています。

 

 

 

本当に過去問を3~5周で合格レベルに達するのであれば、1か月~2か月で合格は可能でしょう。

 

が、私の経験上、過去問を3~5周で合格レベルに達するというのはかなり無理があります。

 

宅建試験の本当の難しさを適切に伝えた方が合格確率が高くなると思える。

 

さらに、逆に問題があると思えるのが、過去問を3~5周やれば合格するんだと受験生に誤解を与えてしまうことです。

 

上述したように、本当に過去問を3~5周で合格レベルに達すると思えば、本試験の1~2か月前からの勉強でも十分と判断する人が増えるでしょう。

 

実際にそのスケジュールで勉強をすすめていくと、「全然たりないやん!」と高確率でなるでしょう。

 

こうなると当然に不合格になり、翌年も受験することになってしまいます。人のよって合格までに数年かかってしまう場合もでてくるでしょう。ゆえに逆に罠なんじゃないか?とすら思ってしまいます。

 

そうではなく、過去問を10周以上しても足りない場合も多いから、早めに勉強を開始して、本試験まで勉強法を微調整をしながらやっていきましょうという方が親切かつ合格確率が高まると思えます。

 

そういう宣伝をすると歯切れが悪いために、どうしても〇〇か月で合格できる方法と宣伝してしまう気持ちはわからんでもありません。

 

が、それを見た受験生の合格確率を悪くするリスクが高いと思え、私は好きになれない宣伝方法と思っています。

 

私も以下のようなもの宅建業法で18点以上とれる方法をご紹介させていますが、ハッキリと「〇〇すれば確実に宅建業法で18点以上がとれるというものではありません」と書いています。

 

あくまで、「私はこういうやり方をしたら宅建業法を18点以上とれるようになりましたよ~。他の人にあてはまるかどうかはわかりませんけど」というスタンスにしています。

【宅建】宅建業法で18点以上目指せる勉強方法とは?

 

人によって、「同じようなもんじゃん!」と思うかもしれませんが、私は楽に点数が取れるみたいに誤解を与えないようにかなり注意をして文章を書いています。

 

それによって見る人が少なくなるとも思えますが、それで良いと思ってます。

 

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