一人法人の社長でもある川島和秀の日々の活動記録です。

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難易度が易化したことを踏まえた私が考えるR6の行政書士試験対策。

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↑合格を困難にする壁が忍者のごとく「ドロン!」と消えた!?

 

2024.1.31に行政書士試験の合格発表がおこなれました。

その結果は合格率が約14%、合格者数が約6500人で、例年に比べるとデータ上では相応に易化しています。

 

データ上だけではなく、実際に私が観察した受験生も、ほぼ全員と言っていいくらい合格していました。

私が観察していた行政書士受験生の90%くらいの人が合格していた!!

 

まさに、合格を困難にする壁が忍者のごとく「ドロン!」と消えたように感じます。

 

このR5の行政書士試験の難易度を踏まえて、私なりに考えるR6以降の対策をご紹介させていただきたいと思います。

 

※易化はしましたが、それをもって行政書士試験が「簡単な試験」だと言っているわけではありません。

 

前置き:R5の不合格は精神的にツライかもしれないが反省すべし。

 

R5以前の行政書士試験は、相応の努力をしても合格させてくれない傾向にありました。

そのため、以下のような記事を投稿し、行政書士試験は難しいゾと警鐘を鳴らしていました。

行政書士試験の複数年受験者がする勘違い。~気が付かないとドツボにハマる~

 

ようは170点台であと少しで合格と思いきや、何年も不合格になってしまう人が散見されました。

まるで、合格点である180点手前に高い壁が立っているようでした。

 

が、R5に関しては、その壁がなさそう(あってもかなり低そう)でした。

 

不合格になってしまった方は、ツライかもしれませんが、真摯に努力・実力不足だったと思ったほうが良いかもしれません。

 

何が悪かったのか?自己分析をし改善をはかる必要があると思います。

私が思う自己分析の仕方は以下で、ご紹介しています。(一部有料です)

行政書士試験に不合格になってしまったときの自己分析の仕方。

 

厳しい話をさせていただきましたが、合格するためには、冷静に現実を受け入れる必要があると思っています。

その点はご理解いただけると幸いです。ドヤってマウントと取りたいわけではございません。

 

前置きはこの辺にして、私なりに考えるR6以降の対策をご紹介させていただきたいと思います。

 

記述問題をベースに基本を大事にする。

 

基本を大事にすると言っても、抽象的すぎて、逆に難しいと思います。

 

私が考える基本を大事とは、記述の問題で最低でも30点以上を取れる勉強を意識することです。

逆にいうと、択一をゴリゴリやって点数を稼ぐような方向の勉強はしないということです。

 

具体的にいえば、R5の記述で問われた内容はかなり基本的なものでした。

最低でも30点前後はとれていないと、基礎ができていなかったと判断して良いと思います。

 

強いていうと、問46の民法の「代金減額請求」ではなく「報酬減額請求」と書くところが、ひねってあったと思えるくらいで、あとは基本事項だったと思えます。

 

その点は受験生の多くが「確かにその通り」と納得いただけるのではないでしょうか?

しっかり記述対策をしていた人なら普通に50点以上を狙えたように思えます。

 

にもかかわらず、記述の点数が取れなかった場合は、おそらく、記述対策を軽視していたからでしょう。

ようは、択一のみで180点以上狙いに全ふりしてパターンです。

 

つまりは基礎を大事にすると言っても、択一ベースではなく、記述ベースである必要があります。

(※記述で30点前後はとれる勉強が大事と思えます)

 

択一ベースだと、間違った方向(不合格の道)に行きやすいでしょう。

 

リベンジ組なら一般知識に時間を割くのもあり

 

基礎を大事にしましょうというのは誰もが知っていることです。

が、不合格になってしまった場合は、「基礎が何か?が判別ができない(できにくい)」ために、実質的に基礎がおろそかになったと推定できます。

 

修正は試みるものの、再度、基礎がおろそかになる場合も想定できます。

 

その場合は、一般知識に相応の時間を使うというのは一つの手だと思います。

一般知識は対策できないというのが通説ですが、一方で対策できるっぽい話もチラチラあります。

 

ある受験生のブログで、本試験問題が予想模試で回答可能だったか?という検証されていたのを以前見かけました。

そしたら文章理解以外の11問中10問は対応可能という結果でした。

 

もちろん、〇〇という問題集をやればおk的な簡単なことではありません。

予想模試、対策問題集、予備校の対策など、すべてを完全網羅した場合ならという前提です。

 

ほとんどの人が対策をしないのが一般知識ですから、一般知識に200時間くらい突っ込んで徹底分析しながらやるくらいしても、良い場合もあるかもしれません。

 

リベンジ組で相応の時間を法令の勉強を費やしたにもかかわらず、点数が伸び悩んでいる場合ならです。

 

※あくまで自己責任でお願いします。

 

難易度が難化するリスクも考慮すべし

 

基礎を大事にする勉強を中心に据えながらも、難易度がR5以前の合格率11%、合格者数5000人になってしまうリスクも考慮しておくべきでしょう。

 

R5以前の合格率11%、合格者数5000人になってしまった場合は、おそらく、基礎だけやっていても、170点台で寸止めされる可能性がでてきます。

 

そのために、そうなったときに対処できるように、あまりR5ベースを基準にするのも危険と思います。

 

これから、ガツガツR5の合格者の体験記が出てくると思いますが、鵜呑みにしてしまうのもリスクがあるので気をつけるべきでしょう。

 

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