一人法人の社長でもある川島和秀の日々の活動記録です。

【合格後1年経過の感想】行政書士試験は合格しただけでは、ちょっとだけ法律に詳しい実務のド素人。

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「行政書士試験は合格しただけでは、ちょっとだけ法律に詳しい実務のド素人。」は、私がR3年に行政書士試験に合格して約1年経過して思った率直な感想です。

 

「他の方がどうだこうだ」というつもりはなく、私自身がちょっとだけ法律に詳しい実務のド素人としか思えない現状ということです。

 

憲法・行政法・民法・商法・会社法を勉強したため、法律の基本的な理解ができていることは間違いありません。

 

が、だからといって、その知識を利用して何かができるか?というと特にそういうことはありません。

 

合格すると人によっては人生が変わる♪と思うかもしれませんが、残念ながら行政書士試験に合格しただけでは、何も変わりません。

 

実務ド素人から脱却できるように、合格後もしっかりと勉強を続けていく必要があると思えます。

 

つまりは合格したらヒャッハー♪ではなく、引き続き試験勉強していたときと同レベルの勉強を継続しなればなりません。

 

どうして行政書士試験に合格しただけでは実務ド素人なのか?

 

行政書士試験にツライところは、試験勉強の内容が実際にやる実務に直結しにくいことです。

 

税理士や司法書士と比較するとわかりやすいと思います。

 

税理士なら、試験に合格するのに、法人税や所得税、消費税などを勉強することになります。

 

私自身も税理士試験の法人税法を勉強しましたが、実際の法人税の申告にリンクしています。

 

 

司法書士なども、たぶん不動産登記法で実際に登記申請の方法などを試験勉強ですると思われます。(勝手な予想です)

 

つまりは試験で勉強することと実際の実務がある程度リンクしています。

 

が、行政書士にはそれがありません。

 

イメージで言えば、一流企業に入ったばかりの新入社員と同じようなものです。

 

一流企業に入った新入社員と名乗ることができても、実際の業務には携わっていないため、何をどうやればいいか?など全くわからないわけです。

 

数か月前はただの学生で、専門知識も経験も0というのと同じと言えると思えます。

 

一流企業であれば、そこから手取り足取り教育してくれます。育成担当者までつけてくれます。ミスっても会社全体でフォローしてくれます。

 

が行政書士の開業ではそうはいきません。自分で何とかしていかねばなりません。

 

何もしなければ、何もできないままで、試験に関する情報を発するくらいしかできないことになるでしょう。

 

実務ド素人だからこそ、勉強が大事と思える

 

行政書士は残念ながら実務経験を積めるような環境ではありません。

 

私も複数社にバイトを申し込みましたが、断られました。

 

 

ゆえに、実務経験0でも開業に踏み切らざると得ません。

 

その際に、どんな仕事を受注できるかわからないから、とりあえず受注して、そこから勉強するという方法をとる方もいると思います。

 

が、個人的は最低限のレベルは事前に勉強して知識を仕入れておいた方が良いと思えます。

 

そうすることで、最低でも依頼する人よりも知識がないという事態を避けられると思うからです。

 

※個人的に依頼する人よりも知識がない状態で仕事を受注するのってどうなの?って思っています。

 

現状の私:資格取得して知識習得に努めている最中

 

最低限のレベルは事前に勉強して知識を仕入れておいた方が良いという考えのもと、資格試験の勉強に取り組んでいます。

 

一つは数日後に控えるドローン検定3級です。

 

もう一つは3月に受験する予定の建設業経理士2級です。

 

10月に予定されている宅建も受験するつもりです。

 

これらは2023.1月時点で計画中のものですが、もっと勉強するつもりです。時間にして年間1500時間くらいは勉強につぎ込みたいと思っています。

 

勉強しても、仕事として受注できなかったら時間の無駄と思う人もいるかもしれません。

 

が、実際に勉強をしてみないと、何が仕事になるのか?の判別ができません。

 

これが行政書士試験の勉強が実務に直結しないがために起きる弊害だと思います。

 

行政書士試験自体は他の士業と比べると勉強時間が少なく合格できるかもしれません。

 

がその代償として、実務ができるようになるために合格後に更なる勉強が求められることになっているともいえます。

 

つまりは、合格しただけでは、使い物にならない資格であるとも言えると思えます。

 

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