一人法人の社長でもある川島和秀の日々の活動記録です。

建設業経理士2級の合格体験記(2023.3.12の第32回)~合格に必要な勉強時間は~

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2023.5.12は第32回建設業経理士2級の合格発表日です。(試験日は2023.3.12)

 

無事合格していました。

 

 

 

せっかくなので、合格体験記を書いておきたいと思います。

 

~~追記~~

合格証書が届きました。

 

 

合格するのに、どれくらい勉強時間がかかったのか?

 

私の場合は、ざっくり120時間くらいかかりました。

 

2022.11月末~1日1時間くらいの勉強量でゆっくり勉強を始めています。

 

前提知識としては2008年の簿記3級を取得しています。簿記2級はありません。簿記3級も取得が2008年で1週間も勉強すれば余裕で合格する簡単なときに取得したものです。

 

ただ一応、小さい1人法人を経営しており、約5年間、経理を自分でやっており、法人税の申告も自分でやっています。

 

が、全てクラウド会計を使って自動的に決算書を作成しているので、簿記知識は正直、まったく使っていません。

 

というのが私の前提の会計知識です。

 

実際の試験日の試験を受ける直前のブログ記事が以下です。

【本日本試験】2023年3月建設業経理士2級をどのくらい勉強して本試験を受けるか?と勉強した感想。

 

※一般的な建設業経理士2級に必要な勉強時間

 

建設業経理士2級は、簿記知識の有無によって勉強する時間が変わると思います。

 

そのため、建設業経理士2級に必要な勉強時間は人によって違うでしょう。

 

イメージだとおそらく以下のように想定しておくと良いかもしれません。

簿記3級なし・・・・150時間前後(長いと200時間)

簿記3級あり・・・100時間~150時間

簿記2級あり・・・50時間~80時間

私は簿記3級ありだったので、120時間くらいでした。

 

簿記2級がないと勉強するのが大変

 

簿記2級がない状態で、建設業経理士2級の勉強をするとシンドイかもしれません。

 

人によっては、勉強しづらくて挫折するかもしれません。

 

というのも、建設業経理士2級は簿記2級(特に工業簿記)の知識がある前提でテキスト・問題集が作成されているからです。

 

建設業経理士2級は、簿記2.5級とも言われていますが、まさにそういう位置づけだと思います。

 

勉強内容は、ほぼ簿記2級の工業簿記の半分をやることになります。(※勘定科目だけ異なり、プロセスは一緒)

 

簿記2級(特に工業簿記)の知識がないと、建設業経理士2級のテキスト・問題集をやっても解説不足で理解ができにくい状況になりやすいです。

 

そのため、建設業経理士2級の勉強をしているのに、調べるのは簿記2級の工業簿記を調べるということがよく起きます。

 

かなり勉強するのがめんどくさくなります。

 

試験1か月前の私の心境を以下で綴っています。

建設業経理士2級はマイナー資格ゆえに勉強しづらい。~前提条件で簿記2級(工業簿記)の知識が必要~

 

遠回りのように思えるかもしれませんが、簿記2級を合格してから、建設業経理士2級の勉強を開始したほうがスムーズに勉強できると思います。

 

簿記2級がないと私の体感的に合格率20%くらいの試験に感じる

 

一般的には建設業経理士2級の合格率は40%くらいあります。

 

建設業経理士2級は、ほぼ問われる内容が決まっています。問われる内容自体は難しくありません。

 

ゆえに、答えにいたる理由やプロセスを理解しなくても、AといえばB的に回答を導くことが可能です。

 

が、正直それだと実務で利用するには、あまりよろしくないでしょう。

 

答えにいたる理由やプロセスを理解しにいくとなると、どうしても簿記2級の工業簿記の勉強も必要になってきます。

 

これが勉強するのに、まあまあストレスが溜まります。

 

建設業経理士2級を勉強するのに、簿記2級の工業簿記で勉強し、かつ勘定科目を読み替える必要があるからです。

 

簿記2級の工業簿記では「製造間接費」だけど建設業経理士だと「未成工事支出金」みたいにイチイチ頭の中で読み替えて勉強しなければなりません。

 

そのため問われる問題は比較的に優しいものの、勉強するのが難しく私の体感的に合格率が20%の試験に感じました。

 

そのため簿記2級を合格後に建設業経理士2級を勉強した方が良いでしょう。

 

※簿記2級がない場合は、ゴリゴリ最初から過去問を解くのが良い

 

そうはいっても簿記2級を勉強する時間がないや、会社から今すぐにでも取れ!と圧力をかけられている場合の勉強法をご紹介します。

 

その場合は、最初から直で過去問をやるのが良いです。

 

↓これです。

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通常は、テキスト・問題集を買ってある程度理解が進んだら過去問をやるのが王道でしょう。

 

が、上記で説明したように、建設業経理2級は簿記2級の工業簿記の知識がある前提でテキスト・問題集が作成されています。

 

問題をやって間違えてもテキスト・解説に詳しい説明がありません。

 

結局、間違えた問題を簿記2級(工業簿記)で調べることになります。

 

一番利用する人が多いと思われる下記のテキスト・問題集をやっても、過去問で問われるレベルのずいぶん前の基礎問題しかありません。

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正直、上記のテキスト・問題集をやっても、過去問の点数は取れないでしょう。

 

私はそうなりました。

 

というか、上記のテキストの4分の3が仕訳に割かれていますが、実際の本試験では仕訳は問1でしか問われません。

 

勉強した気になりますが、本試験対策としては問1の仕訳問題しか、対応したことになりえないでしょう。

 

だったら、最初から過去問をやった方が良いということです。

 

よく理解できなくても、こういう系の問題は、理由はわからないけど、とりあえずこう解けばおkみたいになり得ます。

 

そういう意味で習うより、慣れろでガツガツ過去問をやった方が効率的になりえます。

 

次の問題集として以下を利用する人もいますが、使ってみた私の感想としては正直微妙です。

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何が微妙か?というと、この問題集も基本、本試験で問われる内容とは微妙にズレています。

 

これをやり込んだからといって、過去問がスラスラ解けるようになるとは思えません。

 

加えて、この問題集は問題に対する回答がよくわからないところにあるため、探しづらく非常に勉強しずらいです。

 

通常は答えはP35にあるなど、書かれていますが、この問題集は回答が1-27みたいに書かれており、1-27ってどこだよ!と探すのに苦労します。

 

やっているとスレトスが結構たまります。

 

それでいて、微妙に過去問に問われる内容からズレています。私はこの問題集は買いましたが、少しだけやって、あまりに勉強しづらかったので、やらずに放置しました。

 

ゆえに過去問を直にやった方が効率的だと私は感じました。

 

実際にやった方が良いと思える具体的な勉強方法に以下で書いています。

建設業経理士2級の勉強方法(攻略方法)

 

過去問をやって、解説をみてもわからない場合がほとんどになると思いますが、その場合は以下の記事で紹介するサイトを利用すると良いと思います。

 

比較的に丁寧に過去問の解説がされています。

【建設業経理士2級】過去問の問5(精算表)のすばらしい解説サイトを見つける!

 

※実際に過去問をゴリゴリやった点数

 

私は、上記の説明したように、結局は習うよりも慣れろとだと理解して、ゴリゴリ過去問をやっていくことをしました。

 

最新の2023年版だけでは足りずに、2018年版の過去問を購入して実践演習を積みました。

 

 

【建設業経理士2級】第30回の過去問の結果~94点で解答時間1時間20分~

【建設業経理士2級】第31回の過去問の結果~68点で解答時間1時間36分~

【建設業経理士2級】第19回の過去問の結果~77点で解答時間1時間51分~

【建設業経理士2級】第18回の過去問の結果~89点で解答時間1時間48分~

【建設業経理士2級】第17回の過去問の結果~100点で解答時間1時間39分~

【建設業経理士2級】第16回の過去問の結果~97点で解答時間1時間47分~

 

このように、過去問をやりまくって、本試験を迎えることになりました。

 

実際の結果は、自己採点で88点でした。

【建設業経理士2級】第32回自己採点の結果は92点か?本試験の感想・回答状況。

 

これから建設業経理士2級を勉強しようと思う方の参考になれば幸いです。

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